晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

藤原岳 花の尾根 2007.03.10

セリバオウレン

セリバオウレン


<メンバー>

単独

 

<山域>

 

<コース>
藤原観光P~孫太尾根~藤原岳(展望丘)~藤原観光P


 雨とあきらめていた土曜日が好天になった。これはもったいないと、いそいそと出かけた先は2週続けての藤原岳。ただ、今回はサークル山行の下見を兼ねて初めてのコースを歩いてみる。

 

 登山口と下山口が大きく離れるコースを取るため、チャリ&デポ方式を採る。観光Pに車を停め、自転車で登山口へ向かう。早朝サイクリングは結構登りがありきつかった。途中で見た藤原岳が青空の中にどっしりしていてカッコよかった。

 

藤原岳

青空にそびえる藤原岳


 コースは最初のとっかかりがややこしいが、後はわかりやすい。道がわからないと、一旦引き返してきた単独の男性と一緒に歩き始める。山は道連れ・・ たまにはこんなのもいい。

 

 しばらく歩くと足元に小さな白い花が見え始めた。このコースは花が楽しめるコースのようだ。足元の花を探しながら歩くのでペースがなかなか上がらない。又、花のあるところでは、踏まないように気をつけながら歩く。見かけた花はヒロハのアマナ、セツブンソウ、ミスミソウ、セリバオウレン、等など(花の名前は帰ってから図鑑で確認)

 

ヒロハのアマナ

セツブンソウ

セリバオウレン

セツブンソウ(双子)

ミスミソウ


 標高800mくらいになると、ここ数日の冷え込みで降った雪が積もっている。多いところでは10cmほどで、結構積ったようだ。頂上直下の斜面では雪解けに福寿草が顔を出しておりいい感じ。(演出ではありません)

 

昨日降った雪が

福寿草には雪が合います


 天気が良く汗をかくような陽気の中、頂上部へ出た。遠くは霞んでいるが展望はいい。風も弱く穏やか、程よく冷たくて気持ちいい。

 

広々とした頂上台地

もう一度雪化粧


 展望丘はたくさんの人で賑わっており、次から次へと上がってくる。さすが3月の藤原岳だ。大きな三脚をかかえた人、運動靴のような軽装の人、長靴を履くベテランさん、アイゼンをつけている人、いろんな人がいる。頂上で少しの間、展望を楽しんだ後、真っ直ぐに下山開始。

 

やっぱりこの時期、賑わいますね

御池岳


 皆さんがお目当ての福寿草は藤原山荘の周りと9合目あたりに少し・・。暖かかったせいか、茎が伸び、葉が茂り始めているのが多いように思った。もう見頃は過ぎたか。
泥の流れる用水路のような登山道は渋滞気味。こちらも足元に注意しないとお尻を泥だらけにしてしまう(妻に叱られる)。

 

 8合目から下は雪もなく、延々と退屈な九十九折の道を下るだけ。大貝戸着は出発から5時間判後、丁度良い時間だ。

 


 下山後、観光Pに行く途中でスハマソウの群落に出会う。こんなところにあるんだなー。今日は天気にも恵まれ、コースも思ったより歩きやすいところだった。来年は花の時期に、是非仲間と来たいな、と思える山行だった。

 

 ご一緒していただいた男性の方(お名前を聞くのを忘れました)、お疲れ様でした。