晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

上越 谷川岳 西黒尾根から絶景テント泊① 2019.03.09-10

ブログ引っ越しの際に抜けていた記録を順次アップしておこうと思います。

古い記録&季節外れになりますが、ご容赦ください。

 

雪の西黒尾根

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 4名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

上越・雪山

 

<コース:1日目>
谷川ベースプラザ(08:06)~西黒尾根~トマノ耳(14:07)~オキノ耳(14:37)~宿泊地泊

 

 遠くて中々行くことのできなかった雪の谷川岳。天気の良さげな3月上旬に実現する事が出来ました。

 

 ほぼ夜通し車を走らせて谷川ベースプラザに到着。駐車場で荷造りをして出発。天神平までロープウェイで上がっても面白くないので日本三大急登の西黒尾根を登ります。

 

 林道を少し歩いてトレースに従って尾根に乗るとあとはひたすら高度を上げるだけ。ブナの巨木、真っ白な峰々、そして真っ青の空のした、気持ちよく歩いていきます。



ベースプラザが眼下に

ぶなの巨木が続く

ドピーカン!!!

 森林限界を超えると更に素晴らしい景色が広がります。アイゼン、ピッケルに換装し雪の斜面にステップを刻みます。氷結している箇所もなく、快適。みんなの顔もご機嫌です。

 

森林限界を超える

もうご機嫌

いよいよ急登

一見壁みたいだけど実はたいしたこと無い

 寝不足、急登、そしてテント泊装備を背負っているはずですが、あまりの景色の良さに疲れも感じる暇もありません。

振り返っても絶景

山頂は近い?

急だねえ

西黒尾根を見下ろす

 天神尾根からの道に合流するとたくさんの人が行きかっています。尾根の向こうには更に北に広がる上越の山々。標高2000mレベルとは思えない雪景色。雪国の山はすごいなあ。

天神尾根道に合流

たくさんの人が

 

 肩の小屋からは尾根沿いにオキの耳、トマの耳まで。稜線についている雪庇の分厚さに度肝を抜かれます。ホントにスゴイ。トマの耳で記念撮影。

 お話した地元の方によると、やはりこんなに天気がいいのは珍しいとのこと。今日はとても運がいいなあ。

 

オキの耳

トマの耳にて

トマの耳を振り返る

ニコニコ

 

 ふと下を見下ろすと谷川岳東尾根から上がってくるトレースが。いつか登ってみたい。


201903010谷川岳19
東尾根のトレース(いつか行きたい)

 計画ではもう少し先まで行って泊まる予定でしたが、頂上付近に適当な場所があったのでテントを張って宴会準備。そして楽しい宴会。天気がいいとお酒も美味しいですね。

 

 宴会していると日帰りの登山者から、「こんな所でテント張るの?お化けでるよ~」と脅かされます。確かに死者の数、世界一の谷川岳・・。でもお化けなんて見たこと無いので気にせず就寝。

201903010谷川岳20
楽しい夕べ

 しかし、夜中に外を歩く足音が聞こえたような聞こえないような・・・。気のせいと思っていましたが、他のみんなも聞こえたらしいのでなんだろう。多分、風がフライを揺らしたのでしょう(という事にしておこう)。

 

<2日目へ続く>

ikuyayuuki.hatenablog.com