晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 カズラ谷 沢デビュー指南 2017.05.14

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初沢はドキドキ


<メンバー>

<山域、形態>

<コース>
宮妻峡(9:00)~カズラ谷登山口(9:20)~カズラ谷遡行~登山道(14:25)
~宮妻峡(15:25)
 
<天気>
晴れ

 この時期はサークルの沢ノボラー養成講座として鈴鹿の日帰り沢定番コースを行くのがお決まりのパターン。今日は我が会唯一の20代、Vルス君の沢デビューなのでこちらも気合が入る。メンバーもちょうど良い4人、こりゃみっちり手解き出来るなあ。

 まずは脱出手段を習得しないといけないので懸垂下降の練習。宮妻峡の駐車場近くに適度な斜面があったので練習。最初はハーネスに体重をかけるのが怖いようだったが、若いだけあってすぐにコツを飲み込んでくれた。あとはセルフの取り方を説明したらいざ出発。

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まずは懸垂下降の練習

 林道を少しだけ歩いてカズラ谷に入渓、滝が次々に現れて来るのでどんどん登ってもらう。

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水線通しが基本だよ

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足場はそこ!

 Vルス君の他のメンバーは去年沢を始めたMっちゃんとKじさん。この二人にも上達してもらわないといけないのでなるべくトップは二人に任せる。

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Mっちゃん、チャレンジ

 と、思ったものの、やはり水の流れている滝のルートを見極めるのは難しいようで苦戦している。なので途中からやっぱり私が先頭でルート見せる事にする。

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ガンガン行こう

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これは左から簡単

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これは右の流芯を登る

 しばらくすると何だか焚火の臭い。先行者の足跡があるけど何人かなあ、なんて思っていると、Sクリームさん、michi君、K君が河原で焚火をしていた。既にカズラ谷の支流に入って遊んだ後に食事の準備中との事。行く場所が限られるこの時期はみんな考える事は一緒だなあ。鍋からおいしそうな匂いがしているがごちそうになる訳にはいかないので先に進む。

 カズラ谷は7~8mの滝が次々と出て来るのが面白い。難関の10m滝は久しぶりに私がリード。Mっちゃんには2番目に登って来てもらいセカンドビレイの練習をしてもらう。

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10m滝、左から直登

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セカンドビレイの練習

 その後も滝が次々と出て来るので楽しく超えていく。最初動きの方かったVルス君もだいぶ慣れて来た。

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もうこれくらいは平気

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上手く潜ってね

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どうしてもこの構図が多い

 この谷の名物、S字スラブ滝は流れが屈曲する所のムーブがちょっと小難しい。Vルス君は一度テンションしたが、その後は頑張って自力で登って来た。

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S字スラブ滝

 沢2年生の二人は流石に余裕の笑顔で上がって来た。ここはやっぱり先輩の貫禄見せないとね。

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余裕ですわ

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どやっ

 最後のアトラクション、15m滝は思ったより高度感があったので後続の為にロープを出したがみんなスムーズに上がって来た。頼もしいなあ。

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動きが良くなって来たよ

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シャワーで15m

 水が涸れた所で昼食。あとはヤブの無い急斜面を詰めて登山道まで上がり、鎌の山頂はパスして宮妻峡まで下る。

 今日は適度な人数だったのでじっくりと沢登りを楽しんでもらう事が出来たと思う。これで沢好きになってくれたらしめたもの、またどんどん行きましょう。いつでも待ってるよ~。

 参加の皆さんありがとうございました。