晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

荒島岳 持篭谷山からロングトレイル 2017.03.04

イメージ 25

雪の尾根


<メンバー>

<山域、形態>
越峰 ハイキング

<コース>
真名川ダム(7:15)~持篭谷山(10:05)P1209(10:45)P1265(12:0012:30)
荒島岳(13:3013:50)~カドハラスキー場跡(15:50)

 雪庇の尾根が歩きたくて荒島岳に行く事にする。カドハラからは過去2回登っており、芸が無いので真名川ダムから持篭谷山経由とする。結構距離なので上級で募集をかけたらメンバーが9人になってしまった。さあ、どうなる事やら。

 集合はカドハラスキー場跡。下山はこちらに降りて来る予定なので車をデポしておく予定。寝坊のメンバーがいて車1台の到着が遅れてやきもきしたが、何とか計画の15分遅れで真名川ダムを出発。

 ダムの上を歩いて対岸に渡り、適当な所から尾根に取り付く。最初は急傾斜だがそのうち緩やかになってくる。

イメージ 1
ダムを渡って出発

 雪は締まって歩きやすく沈み込みのロスは余りない。気持ちのいい疎林の尾根の高度を上げて行くと持篭谷山に到着。ほぼ想定無いのコースタイムだ。

イメージ 2
気持ちのいい尾根

イメージ 3
荒島岳が見えた

 持篭谷山から見える荒島岳は「あそこまで行けるのかな~」なんて思ってしまう程遠く見える。あまり考えない事にして記念撮影をする。

イメージ 4
記念撮影

 P1209を越えると荒島岳が正面に見える。ここからは雪の尾根をひたすら歩くだけ。雪庇の発達した尾根は何とも言えない曲線を描いておりとても美しい。そう、この光景の中を歩きたかったんだ。空は雲一つなく最高の天気。

イメージ 5
荒島岳が正面に

イメージ 6
尾根を登ったり下ったり

 行程が長いのでみんながばてないように注意しながらペースを作って行く。幸い雪も締まっているのでほぼ無雪期と同じスピードで歩けそう。

イメージ 7
だんだん近づいてくる

イメージ 8
持篭谷山を振り返る

 荒島岳は近づくにつれ、真っ白な山容がその輝きを増してくる。P1265辺りで昼食休憩。風もなく、ポカポカと暖かいので汗が噴き出す。

イメージ 9
白さが増してきた?

イメージ 10
記念撮影

イメージ 11
あの小ピークでお昼にしよう

イメージ 12
真っ白

 昼食のあとは荒島岳を目指して一気に登る。そのうち樹林もすべて雪で埋まってしまい白一色の世界になる。何だか日本じゃないみたい。

イメージ 13
本当に真っ白

 傾斜は下から見ていて思ったほどではなくワカンのキックステップで十分に登って行ける。振り返れば歩いて来た尾根が一望できる。気持ちいいなあ。

イメージ 14
歩いてきたコースが一望

イメージ 15
さあ、どんどん登るよ

イメージ 16
最高の景色

 P1265から1時間程度で荒島岳の山頂に到着。時間も遅いのでほとんどの登山者は下山した後のようだ。地元の方らしい単独の方がのんびりと白山を眺めている。

イメージ 17
荒島岳頂上

 頂上からの眺めは最高。東にはその名の通り真っ白な白山が輝きながらその巨体を横たえている。ほんとにいい日に来たもんだ。(こんな荒島岳は初めて)

動画で

 みんなも元気いっぱいで距離を心配していたのは私だけだったよう。思い思いに写真撮影タイム。

イメージ 18
集合写真

イメージ 19
幾ら眺めても飽きない

 下山は時間短縮の為にカドハラスキー場方面へ一気に下る。途中シリセードを楽しみながらワイワイ下って行く。

イメージ 20
石楠花平に向かって一気に下る

イメージ 21
たくさんのトレース

イメージ 22
降りるのはこっちね

イメージ 23
雪山に来たらこれをしないと

 途中、時間短縮の為、車回収班だけ先行する事になり半分走りながら降りていく。スキー場の上まで来ると雪が腐っていて踏み抜きとの戦いになるが何とか頂上から2時間位でスキー場跡に到着。

イメージ 24
スキー場跡

 後は車を回収し、九頭竜温泉で体を温めて帰名。がっちり歩けたいい山行だった。最初は人数が増えてどうなる事かと思ったけど、みんなしっかり歩けて心配無用だった。これで今後の山行にも自信がついたかも。参加の皆さんお疲れ様でした。