晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

伊吹山 ホワイトアウトの修行登山     2015.01.04

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<メンバー> サークル 8人

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

<コース> 上野登山口(8:20)~1合目(8:55)~3合目(10:00)~6合目(10:55)
    ~伊吹山(12:00)~6合目・昼食(13:00~14:00)~3合目(14:25)
    ~1合目(15:20)~登山口(15:30)

<天気> 曇り時々雪

 今日で正月明けから三連荘の山行。昨夜はUちゃんの実家へ新年の挨拶へ行ったのでまたまた深夜帰宅。準備もそこそこにバタンQで寝てしまった。

 眠い体に鞭を打って早朝起床。桑名で仲間をピックアップし関ヶ原へ向かう。元日から2日に掛けて雪を降らせた寒気も抜け、今日は高気圧に覆われるはずだったが北へ向かう空は何故か曇天。

 上野の登山口にはたくさんの車が停まり、登山者が出発していく。伊吹山はやっぱり人気の山だなあ。神社の横から林道を歩き、1合目から昔のゲレンデを進む。先行者のトレースがしっかりと付いており、ワカン、スノーシューは不要。登山者の行列が上へ上へと登っていく。


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1合目 たくさんの人でにぎわっている

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トレースがしっかりしているのでこんな隊列になる

 3合目まで行く途中で一瞬雲が切れ、青空が覗いたが直ぐに雲に覆われる。3合目を過ぎ、ゲレンデトップを越える頃にすっかりホワイトアウト状態になってしまった。

 視界は10m程。うっかりすれば仲間を見失うところだが、幸い登山者が多く、先行者が常にトレースの先にいるので迷う心配は無い。ひたすら目の前の雪のステップに足を運ぶ動作を続ける。やがて、いやになるような急傾斜を超えると傾斜が緩み、平坦地に出た。






 頂上部も丸っきりのホワイトアウト。たくさんの足跡があるので辛うじてルートがわかるが雪が降ると危ないところだ。風が強く寒いので山頂での昼食はあきらめ、急いで下山。

 帰りはシリセードを交えて急降下し、6合目の避難小屋で昼食を取る。(しかし、この小屋、靴を脱がなければならず、おまけに土間が狭い。冬山の時期には大変使いづらい設計になっている。)



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急斜面だけど見えないので怖くない

 6合目から下は視界が戻ってきた。たくさんの登山者に踏み固められたトレースは格好のシリセードコースになっていて、ヒップソリを使えばかなりゆるい傾斜でも滑る事が出来る。1合目で小休止し、駐車場まで戻る。皆さんお疲れ様でした。




 天候の読みが外れてガスガスになってしまった伊吹山。でもメンバーには雪山の楽しさと共に厳しさも少しだけでも判ってもらえたような気がする。でも今度は青空の下、思い切りシリセードしたいなあ。

終わり