晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北鎌尾根から槍ヶ岳 ① 2017.08.26

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槍ヶ岳を望む


<メンバー>

<山域、形態>
北アルプス バリエーション

<コース>
上高地(6:40)~横尾(9:30)~大曲(11:45)水俣乗越(13:20)~北鎌沢出合(15:10)
 
<天気>
雨のち晴れ

 たまにはアルプスの有名どころも歩いてみないと、という事で初めてのメンバー3人を連れて2回目の北鎌に挑戦。バリルートの楽しさを知ってもらえば沢の楽しさもより一層わかってくれるかな?との下心もあり。

 天気予報では1日目は雨だが早い段階で上がるようなので予定通り決行。やはり雨は降っていたが小雨程度なのでさほど気にはならない。明神を過ぎると雲も切れてきて、徳沢で合羽を脱ぐ。

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雨の上高地

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小梨平のキャンプ場

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青空が

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徳沢

 しかし、上高地から横尾までのルートは単調で長く我慢の歩きになる。そして何よりこの人の多さ。異世界に飛び込んだようで何だか戸惑ってしまう。

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横尾

 槍沢に入ると混雑は多少緩和される。雨が良く降ったせいか槍沢は水量が多い感じ。対岸の斜面からも立派な滝が轟々と落ちている。圧巻だ。

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槍沢 水量が多い

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槍沢ロッヂ

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ババ平

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滝が落ちる

 大曲で昼食休憩をとった後は水俣乗越に向けて標高差400mの登り。前回はこの辺りでもまだ雨が降っていて非常に不快だったが、今回は気持ち良く登って行ける。

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大曲

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登って来たねえ

 それでも水俣乗越までに2時間弱かかってしまった。今日はあわよくば北鎌沢のコルまで上がってしまおうかと思っていたけどやっぱり厳しそう。

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やっと乗越し

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今回は北鎌がすっきり

 天上沢への下りは嫌になるほどの急降下。落石に注意しながら降りると踏み跡が出て来たのでそれに乗る。ガレ場の下降は残置ロープを使う。うーん、いやらしい。下部には雪渓が残っていたのでクールダウン。

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下りは相当怪しい

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下部に残る雪渓

 いつもとは違う角度からの槍ヶ岳にテンションが上がっていたのもつかの間。思った以上に長い(私は2回目だけど)ゴーロ歩きにみんな無口になる。

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槍もクッキリ

 北鎌沢の出合には15時頃の到着となった。時間的にはコルまで行けない事は無いが、先客がいる可能性と疲労を考え今日はここで泊。前回テントを張った場所は岩が動いたのかどこかわからなくなっていた。何とかテントを二つ張れる場所を見つけ落ち着く。

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今宵の宿

 服も濡れておらず気温も高いので焚火はなし。ブルーシートを外に広げて夕食の準備。今日はMっちゃん特製の肉丼。これだけ栄養をつければ明日はバッチリだろう。

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これで明日もバッチリだ

つづく