晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 東俣谷(大熊谷第2支流)沢登り 2018.10.21

イメージ 22

夢幻滝

 
<メンバー>
 
<山域、形態>
台高、沢登
 
<コース>
大熊谷林道(8:40)~不動滝(9:10)~夢幻滝(10:00)~林道(13:10)
~車デポ地(14:40)

<天気>
晴れ
 
 鈴鹿ハイキングの翌日は沢登り。行先は滝の写真撮影に凝っているたばっちの要望に応えて台高の東俣谷(大熊谷第2支流)に行く事に。ここは沢を本格的に始めた頃に一度遡行しているが、その時も易しくていい谷だなあと思った記憶がある。
 
 
 一旦、迷岳東面に張り巡らされた林道に車をデポするが、かなりのダートで普通車ではかなり厳しかった。その後、大熊谷林道に戻り支度をする。入渓点は大熊谷を渡った対岸に古びた木のハシゴがあるところから。
 
イメージ 1
東俣谷入口
 
 杣道を少し歩いて適当な所で入渓。大岩がゴロゴロする台高らしい渓相、簡単に越えられる滝が次々現れて楽しい遡行だ。
 
イメージ 2
遡行開始
 
イメージ 3
滝が出て来る
 
 30分程歩くと前方に大きな滝が現れる「不動滝」だ。たばっちはさっそく三脚を取り出して一眼レフで写真撮影。いい写真撮れたかな?
 
イメージ 4
不動滝
 
イメージ 5
カメラセット中
 
イメージ 6
これはスナップ写真
 
 不動滝を右から巻き上がるとすぐに「夢幻滝」が現れた。3段50mの美しいこの滝はTV番組のイベントでこの名前が付けられたらしい。たばっち、ゆっくり写真撮っていいからね。
 
イメージ 7
不動滝落ち口
 
イメージ 8
夢幻滝
 
イメージ 9
撮影中の巨匠
 
イメージ 10
私はスナップ写真を
 
 夢幻滝の巻きは少しやっかい。左側のルンゼに入りちょっと傾斜の強いトラバースで落ち口に抜ける。少し緊張する場面だがみんなロープ無しですんなり登って来た。さすが我がサークルの精鋭メンバーだ。
 
 夢幻滝の上も木漏れ日のあふれる明るい谷。10月とは思えない陽気の中を楽しく遡行していく。
 
イメージ 11
木漏れ日の中
 
 すぐに巨大なCSに行く手を阻まれるが、右から落ちて来る滝の右側が階段状になっていたので、ここもフリーで抜ける。
 
イメージ 12
巨大CS
 
 滝を超えると飯場跡があり、この谷も人の生活と密接に結びついていた事が伺える。次に現れる30m滝を超えるとレンガ造りの建物の跡がある。この辺で昼食がてら大休止。
 
イメージ 13
30m滝は左から巻き
 
イメージ 14
レンガ造りの建物の跡
 
 昼食の後も廊下が現れどんどん滝を登って行く。なべちゃんもグイグイ楽しそうに登って来る。
 
イメージ 15
どんどん滝を超える
 
イメージ 16
これは直登したかな
 
イメージ 17
堰堤上の滝
 
イメージ 18
後半も楽しい
 
 奥の二俣を右に進むと水は枯れてガレ場の登りになる。とたんにペースの落ちるたばっちを励ましながら林道まで登り詰める。ふう、やれやれ。
 
 後はガレた林道を歩いてデポ車まで。途中林道をショートカットもうまく行き余裕を持って車に戻る事が出来た。
 
イメージ 19
林道までの登り
 
イメージ 20
荒れた林道を辿る
 
イメージ 21
キノコ
 
 東俣谷は滝の大きさ、美しさの割りに遡行は易しくこれから沢をやってみようという人を沢好きにするにはもってこいの谷。なべちゃんも台高のスケールの大きい谷に魅了されたようだ。今度は迷岳まで行ってみたいね。
 
 参加の皆さんありがとうございました。
 
イメージ 23
今回のコース