晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

大峰 前鬼川 酷暑を忘れて沢遠足  2018.08.05

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酷暑なんて嘘みたい


<メンバー>
サークル 13人

<山域、形態>
大峰、沢登

<コース>
駐車場(8:15)~黒谷(8:25)~前鬼川出合(8:40)10m滝(9:25)
~昼食(11:4012:40)~垢離取場(13:1513:50)10m滝(15:50)
~駐車場(18:00

<天気>
晴れ

 赤石沢を泣く泣くあきらめた翌週は絵にかいたような快晴&酷暑。すっかり超メジャースポットになった前鬼川を企画すると、この暑さに辟易したメンバーが12人も集まった。うーん、大人の遠足状態だ。

 前夜、すっかりさびれてしまった道の駅きのくにで前泊し、前鬼川のゲートに向かう。7:30の時点でゲートの前にはたくさんの車が停まっている。偶然にも懐かしい山友にも遭遇。やっぱり人気スポットだ。

 今回はメンバー数が多いので経験者をリーダーとした4人~5人の班に分かれ、この班単位で安全管理を行う。まずは吊り橋のたもとから黒谷に降りていく。

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駐車場から黒谷に降りる

 入渓後、沢歩きの注意点など説明し出発。13人もいると本当に遠足みたいだ。とりあえず最後尾について全体を見渡しながら歩いて行く。

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黒谷を下降

 前鬼川出合から本流に入ると暑がりのメンバーは早速水に浸かっているうーん、きもちいいなあ。

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前鬼川本流へ

 いよいよ前鬼川本流の遡行開始。水の色は評判通りのきれいな水色。みんな興奮しながらワイワイと遡行していく。沢歩きに慣れないというか全く初めてのメンバーも多いのでゆっくりゆっくり進む。

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青い~

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ワイワイ遡行開始

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気持ちE~

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お約束

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慎重に慎重に

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泳げるよ~

 10m滝の滝つぼで小休止。元気なメンバーが泳ぎ始めたので私も泳いでみたが、水温が低く、すぐに手がジンジンしてきた。やっぱり前鬼川は特別だなあ。

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10m滝の釜で泳ぐ

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泳ぐ夫を撮る妻

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みんな泳いじゃえ

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集合~

 滝を右から巻き上がり、落ち口を渡渉するとナメが広がります。ツルツルの岩に気を付けながら進んでいくとコバルトブルーの水がキラキラと輝いています。

 途中、ちょっとした難所もあり、ロープを出しましたがうまくクリアできました。

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滝の上の渡渉は念の為ロープを張る

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ナメが広がる

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うーん、きれいだなあ

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サイダーのよう

 この日の前鬼川は大繁盛、我々を含めて30人以上のパーティーが入っているようだ。折り返し地点の垢離取場は混雑しそうなので途中で素麺タイム。清流で〆た素麺は腰があってとても美味。

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お昼はそうめん

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一心不乱にすする

 昼食の後は箱状廊下、湧水帯を過ぎで垢離取場へ。手前で負傷者の出たパーティーがあったので、何か出来る事は?と思ったがもう救助要請しているとの事。仲間もたくさんいるので、先に進む事にする。

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箱状廊下

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たくさんの湧水が流れ込む

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湧水の滝

 垢離取場には予想どおり多くの人で賑わっていた。時間が押していたが我々も水遊び。湧水帯より上流なので水温が比較的高い。遊んでいても凍える事はなかった。

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垢離取場

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ヤッホー

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シンクロ?

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再び集合

 ここから谷を下って出発地まで戻るが、途中でメンバーの一人が岩場で足をひねって歩行不能になってしまった。ちょうどスタートとゴールの中間地点。幸い、小柄な女性だったので背負い搬送で沢下降。

 10m滝の下りはFIXロープとローワダウンで何とか切り抜け、明るいうちに駐車場に着くことが出来た。

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帰りも慎重に

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湧水

 美しく、楽しい沢をワイワイと楽しむ事が出来たが、ちょっとした怪我でもピンチに陥るのが沢の怖い所。今回は行程が短い沢でメンバーも多く、ロープも複数あったので事なきを得たが、我々もヘリを呼ぶハメになっていたらニュースになっていたかもしれない。

 これからも安全に沢遊びする為に努力を惜しまないでいこう。参加の皆さんありがとうございました。

 同行者の記録→「鈴鹿ハイキング倶楽部山行報告