晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 花の木谷 増水のスラブ沢 2018.07.08

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落ちたらあかんよ


<メンバー>
サークル 9人+4人(岩トレのみ)

<山域、形態>
若狭、沢登

<コース>
林道(13:00)~花の木谷遡行~遡行終了点Ca440m(15:15)
~花の木谷下降~林道(19:00)

<天気>
曇り

 西日本に多くの被害をもたらした大雨は当初予定の比良山地にも激しい雨を降らせたようだ。こんな時はまともな沢にはいけないと思い、多少増水した方が楽しい短い沢という事で、鈴鹿の花の木谷をチョイス。

 沢登りだけだとすぐに終わってしまいそうなので(これが誤算だったが)午前中はおなじみの鬼ヶ牙のゲレンデでロープワークの練習をする。

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セカンドの確保をしっかり確認

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懸垂はこれでよかったかな?

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ロープを買ったなべちゃんも奮闘中

 一通り練習したら、沢組9名と居残り岩トレ組4名に分かれ、我々は遡行準備。安楽越への林道を30分程歩けば花ノ木谷の入り口だ。

 最初は単なるヤブかと思う程ショボイ感じだが、少し遡ればきれいなナメが現れる。

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ナメが現れる

 小滝が次々と現れるがスラブの斜瀑で水量が多いので一つの滝の様だ。遡行に支障になる水量では無く、楽しい。

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見事な連瀑

 10m滝に行く手を阻まれたので左岸から巻く。結構、大きく巻いてしまったようでその上の5mと15mも一緒に巻いてしまった。

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ルート検討中

 その後は狭い廊下をワイワイと進む。小さいながらも深い釜もあり、落ちないようにワーワー、キャーキャーと賑やかだ。

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ゾロゾロと進む

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落ちない様に気をつけて

 登れない滝も簡単に巻けるのでみんなにルーファイを任せてフォローに回る。こうやってルートをいろいろ考えるのも沢登りの醍醐味だ。

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ん、どうなってる?

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7m滝は右の倒木を伝って

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こんなことして遊ぶ人、必ずいるよね

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滝がどんどん出て来る

 一枚壁の10m滝は右から巻く。その上も斜瀑が続くのでどんどん登って行く。

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一枚壁の10m滝

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斜瀑が続く

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スラブ

 大岩が出て来た辺りの小滝を登った所でいい時間になって来た。今日は実践の懸垂下降をみんなにやって欲しくて谷を下降するつもりだったので、ここで遡行終了。

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シャワーも気持ちいい

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いっちゃえ~

 9人で5回も懸垂下降すると時間が掛る掛る。結局、登り2時間、下り4時間の1日遡行になってしまった。日が長い時で良かった。

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帰りは懸垂下降で

 大雨の影響でどうなるかと思ったけど、何とか引き出しの中から遊べる沢を選択出来て良かった。これで沢の楽しさを知ってくれる人が増えるといいなあ。

 参加の皆さんありがとうございました。