晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

比良 奥ノ深谷 ちょっと厳しい初沢体験 2018.06.03

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跳ね返されました・・

 
<メンバー>
 
<山域、形態>
比良、沢登
 
<コース>
坊村P(8:30)~林道~口ノ深谷(9:40)~2段滝撤退~奥ノ深谷(11:15)
~登山道(18:00)~林道(19:10)~坊村P(20:00)
 
 
<天気>
晴れ

 シーズン初めの初級者沢企画として比良の口ノ深谷を計画したら、沢初めて×1名、2回目×1名、ハーネスを付けるの初めて×1名、今年から山復帰×1名、+私の計5名のパーティーになった。

 技量的にちょっとどうかな?と思ったけど前回それ程難しいと思わなかったので何とかなるだろう。満車の坊村駐車場から明るい林道歩きでスタート。

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まずは林道歩き
 
 林道を小一時間歩き、口ノ深谷分岐で入渓の準備。セルフビレイの取り方と基本的な注意点を説明し、いざ入渓。最初は釜を持った小滝でウォーミングアップ。
 
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口ノ深谷に突入
 
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慎重にへつってね
 
 両岸が立って来てゴルジュの雰囲気。奥の2段滝は前回水線沿いに直登したが今回は右岸巻きを選択。ルンゼを登って巻き道を探るがどんどん上へ追いやられる。今日のメンバーの技量ではやはり難しいと判断し、撤退する事に。
 
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ゴルジュっぽくなってきた
 
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2段滝 ここで敗退
 
 出合まで戻ったらまだ11:00、せっかく比良までやって来たので帰るのはもったいないと思い、奥ノ深谷に転進する事に。ここも前回は半日で抜けているので問題ないだろう。
 
 へつりやゴーロ歩き、泳ぎ?も交えて楽しく進み、最初の小滝で記念撮影。鈴鹿に比べて森が深くスケールも大きい谷はとても美しい。すっかりお気に入りになってしまった。
 
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気を取り直して奥の深谷
 
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まずはゴーロ歩きを習得しましょう
 
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泳ぎにはちょっと早いよ
 
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記念撮影
 
 やがて滝が現れる。大岩に→が書いてあるので岩の下をのぞいて見るが今日の水量では突破は難しく、流れの右側をロープを出して登る。トップで登って4人を引っ張り上げるのは結構大変だ。
 
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→があるのだけど・・
 
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ロープを出して右から
 
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滑るなあ
 
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もう少しだよ
 
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やったークリア
 
 その後も滝がどんどん現れる。胸まで浸ったり微妙なトラバースをしたり、入門向けの沢とは言え、なかなか手応えはある。そして1人で4人をフォローするのはやはり大変だ。
 
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滝がどんどん出て来る
 
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右から超えると
 
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腰まで浸かる
 
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泳いじゃえ
 
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頼もしくなってきた
 
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今日は勘弁しといたるか
 
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巻きの途中から
 
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きれいなナメ
 
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コケないようにね
 
 何かと時間がかかるので後半は少し焦ってきた。でも私に何かあるとパーティー全員が大変な事になるのであくまでも慎重に。それにしても滝が見事だ。
 
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左から巻いたかな
 
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まだあるのかよ・・・
 
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ふう~
 
 岩棚のトラバースを超えれば難所は終わり、登山道が谷を横切る所までたどり着くと、なんと18時になっていた。
 
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最後の難関
 
 後は登山道を辿って下るだけ。とは言っても何とか明るいうちに林道には出ておきたい。みんな頑張ったおかげでヘッデン点灯までに林道に到着できた。
 
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何とか明るいうちに林道に
 
 後は最後の力を振り絞って駐車場まで。坊村の集落では我々がバスを乗り遅れたと思ったお母さんが心配してくれた。ふうやれやれ。
 
 急いで着替えて何とか日付が変わるまでには家につけた。皆さんお疲れ様でした。ちょっとパーティーの技量と谷の難易度を見誤ったみたい。もう少し経験を積んだら再挑戦したいな。
 
 同行したメンバーの記録→「鈴鹿ハイキング倶楽部 ブログ」(クリック)