晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北ア 赤谷山 2018ラスト残雪山行① 2018.05.26

イメージ 24

春の渓を行く


<メンバー>

<山域、形態>

<コース>
馬場島(8:20)~ブナクラ谷~ブナクラ峠(13:40)~赤谷山取り付き・撤退
~テン場(16:30)

<天気>
晴れ

 2018年のラスト雪山は劔岳北方稜線の一角、赤谷山に決める。去年の毛勝三山でこの山域はすっかりお気に入りになってしまった。

 当初は中仙人谷を詰めて大窓に登りそこから白ハゲ、赤ハゲ経由で赤谷山を目指そうと思っていたが、雪が少ない場合、薮に阻まれて途中撤退の可能性が高いので、登山道のあるブナクラ谷を詰めて赤谷山を目指す。

 馬場島は新緑に包まれていい雰囲気。白萩川のゲート前には山菜取りであろう車がいっぱい停まっている。

イメージ 1
ゲートから出発

 まずは林道(作業道)をブナクラ谷を目指す白萩川を渡りブナクラ谷に入るとすぐに雪渓が現れる。さすが豪雪地帯。

イメージ 2
最初は堰堤工事の道を歩く

イメージ 3
すぐに雪渓が現れる

 ブナクラ谷は登山道があり、無雪期でも歩けるので安心感がある。右岸につけられた登山道を歩くと周りはお花畑だ。

イメージ 4
仁王過ぎ

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

 大ブナクラ谷を渡渉し、登山道が谷沿いに戻ると雪渓をの谷を詰める事になる。落ちないようにルートを見極め、時に水の中を飛び石で渡ったり何だか楽しい。

イメージ 8
荒々しい渓谷

イメージ 9
緑が美しい

イメージ 10

イメージ 11
踏み抜かないように

イメージ 12
危うい雪渓をパスし

 Ca1330の二俣を左に入れば谷の傾斜は徐々に上がって来る。急登にふうふう言いながら岩石地帯を超えるとお地蔵様のいるブナクラ峠に到着した。ふう、やれやれ。

イメージ 13
谷を詰める

イメージ 14
高度が上がってきた

イメージ 15
岩々を詰めると

イメージ 16
ブナクラ峠

 稜線からは去年歩いた毛勝三山、GWに歩いた後立山連峰、がぐるりと見渡せる。天気もいいし、もう最高。

イメージ 17
暑いので休憩

イメージ 18
GWに縦走した後立山連峰

イメージ 19
猫又山

 稜線上の雪はかなり少なくなっていたが登山道の切り開きはしっかりしていたので問題なく歩ける。

イメージ 20
赤谷山は目の前

 P1826付近で登山道が雪渓に隠れて判らなくなってしまった。雪渓沿いに道を探るがどうもよくわからない。藪が薄そうな辺りに突っ込んでみたけど、まともに前に進めない。結局1時間近くもがいて稜線に上がってみたけど、道が見つからず時間切れ。P1826まで戻りそこにテントを張る。

イメージ 21
×印で敗退

 天気がいいので外にテーブルを作って食事。今回のテーマは「劔を眺めながらのんびり美味しいご飯を食べる」だったが、「後立山を眺めながらのんびり美味しいごはんを食べる」に変わってしまった。まあ、それでも景色は最高だったけど。

イメージ 22
夕日に染まる後立山

イメージ 23
外でラーメン

 お酒も進み楽しい時間だったがだんだん寒くなってきた。明日は赤谷山への道を探さないといけないので早く寝る事に。おやすみなさい。

つづく