晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 野登山から仙ヶ岳、宮指路岳 2018.05.19

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ガスガスの犬返しの険


<メンバー>
単独 

<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

<コース>
小岐須渓谷(8:00)~一の谷道~野登山(9:15)~仙ヶ岳(10:35)~宮指路岳(11:45)
~小岐須渓谷(13:10)

<天気>
晴れ(稜線はガス)

 最近は黙々と歩く事をしてないせいか、自分の歩行力に何となく不安を持っている。いったどれ位歩けるのか試してみたくて久しぶりの単独山行に出かける事に。コースは小岐須を起点に野登山、仙ヶ岳、宮指路岳、入道ヶ岳の周回、登山道があちこちにあるのでエスケープが容易、バテテも何とかなるだろう。

 天気予報があまり良くないせいか8時の時点で小岐須山の家の駐車場には1台も車は停まっていない。まだ歩いた事のない一の谷道で野登山をめざす。

 最初の渡渉点で橋が消失していたが、沢ヤは慌てず渡渉。

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橋が流されている

一の谷は小岐須川の支流で一度、沢登りで覗きに来たことがある。登山道から谷をのぞき込むととても登れそうにないゴルジュが見える。

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厳しそうなゴルジュ

 ゴルジュを抜けると谷は穏やかになり、道は谷沿いを右に左に跨ぎながら続いている。所々には釜跡もあり、典型的な鈴鹿の杣道だ。

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谷沿いの道は気持ちいい

 多少荒れてはいるものの、道を失う事なく野登山の稜線に出る。ここから尾根伝いに一気に野登山まで登る。

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稜線に出た

 途中、広場の様な所に出た。展望台?みたいな台や木で作った窓枠の様なものが置いてある。うーん、景色の眺める為のものなのか。伊勢湾方面は晴れているが山には雲がかかっている。

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国見広場?

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台に乗ってみた

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これはなんだろ・・

 すぐに道路(林道)が現れる。この道路を適当に歩いて行ったでいで、野登寺も巨杉群も素通りしてしまった。まあ、今日は歩くのが目的だからいいだろう。道路脇のガードレールを超えて仙鶏尾根へ入って行く。

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道路を歩いて山頂はパス

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仙鶏尾根入口

 仙鶏尾根から見上げる仙ヶ岳はガスの中。うーん、どうしようかなと思ったけどまだ2時間も歩いていないのでそのまま歩く事に。尾根はイワイワの痩せ尾根でちょっとしたアスレチック気分だ。

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見上げるとガスガス

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いわいわの道

 ふうふう言いながら登っていたら不意に仙ノ石が現れた。思ったよりも早く着いたかな。高度を上げて来た分、辺りはガスに包まれ風が強くなってきた。

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仙ノ石

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南尾根はガスの中

 仙ヶ岳までは2.5時間で到着。まずまずのペースだ。風は強いが最低、宮指路岳までは歩こうと県境稜線に向かって足を進める。

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仙ヶ岳

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痩せ尾根が続く

 しかし、ここからがすごい風。1000mに満たない稜線なのに体を持っていかれそうな風が吹き荒れる。ガスの中に雨粒も交じっているのでじっとしていると寒くて仕方が無い。犬返しの険まで進んだ所で今日は宮指路岳で終わろうと決める。

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凄い風

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犬返しの険

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宮指路岳

 小社峠からの道がどこかで崩壊しているらしく通行止めの表示、尾根沿いの東海展望からヤケギ谷の道を使って高度を下げていくと、ガスの下に出たのかきれいな青空が見える。うーん、さっきまでの風は何だったんだろう。

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野登山

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入道ヶ岳

 ヤケギ谷まで降りて来ると新緑の中の水の流れが気持ちいい。谷沿いの登山を歩き、大石橋からは林道を歩いて小岐須山の家まで。ふう、5時間と少しの歩きだった。

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ヤケギ谷

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ああ、沢行きたいなあ

 エスケープしたので時間は短かったけど割とイイペースで歩けたかな。でもやっぱり一人で黙々と歩くのはちょっと寂しいなあ。

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今回のコース