晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北ア 残雪の後立山縦走③ 2018.04.30

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落ち着いて慎重に!



<メンバー>

<山域、形態>
立山、縦走

<コース>
キレット小屋(6:15)~八峰キレット(6:358:00)鹿島槍北峰南峰鞍部(11:00)
鹿島槍北峰(11:45)鹿島槍南峰(12:4513:15)~冷池山荘(14:50)

<天気>
晴れ時々薄曇り

 夜明け前の満月が昼間の様に明るく剱岳を照らしている。スタートしてからずっと続いている晴天のおかげで気持ちのいい山歩きが続けられそうだ。今日は核心の八峰キレット越えが待っているので入念に準備体操をする。

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夜明け前 月が明るい

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今日は難所越えなのでしっかりとウォームアップ

 小屋を出るといきなりの急登と鎖場のトラバース。良くこんな所に登山道を付けたものだ。鎖が無ければ北鎌尾根より怖いかも。

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いきなり急登

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鎖が無いと歩けないね

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五竜岳をバックに

 八峰キレットはすぐに表れた。下りのハシゴは雪で埋まっていたので事前の情報通り鉄杭を支点に懸垂下降。大きなザックに大丈夫かな?と思っていたけどみんなスムーズに下りてきた。

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キレットは懸垂下降

 しかし、ここからが大チョンボ。ロープを回収しようと引っ張ってみたけど降りてこない。どこかで引っかかっているようだ。何度やっても降りてこない、一瞬残置も考えたけどこの先も何があるかわからない。仕方無いので右の雪壁を登り返して支点
を付けなおし、再度懸垂下降。「最後の人が下りる前に回収可能か確認する事」大事な鉄則を忘れていました。

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スゴイ裂け目

 キレットを越えてもいやらしいルートが続く。べったりと着いた雪壁をトラバースしたり、距離は全然進んでいないのにえらく神経を使ってしまう。

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こんな難所はキレットだけでは無かった

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今日も剱岳がかっこいい

 高度を上げて行くと岩稜帯は終わり、北峰直下の緩やかな斜面をトラバースしていく事になる。もう難所は終わりかなあ、なんて高をくくって雪渓をトラバース。北峰と南峰の鞍部がすぐそこに見える所に最後の難所が待っていた。

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昨日歩いた稜線

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山腹をトラバース

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南峰と北峰の鞍部まであと少し

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余裕で歩いて行けると思ったけど

 目の前には急斜面のトラバース。まずは先頭でカニ歩きで通過したが雪が凍っていてアイゼンの前爪とピッケルのピックの先が掛るだけ。下にはもし滑落したらどこまで落ちるかわからない斜面が広がっている。

 何とかロープをFIXし、怖がるFFさんをナダメスカシて通過させる。最後の最後で更に神経がすり減ってしまった。

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決死のトラバース

 このトラバースを終えれば後は普通に歩いて鞍部まで。登山道にたどり着いた時には力が抜けてへたり込んでしまった。大休止。

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やっと安心地帯に入る

 行動食を食べ、水を飲んだらかなり落ち着いて来たので北峰に登ってみる。五竜岳から延びる稜線、カクネ里の氷河、そして冬のバリエーションコースとして有名な鹿島槍東尾根(ハーネスをしていると、たいてい東尾根?って聞かれる)を覗いてみる。いつか歩けるかなあ。

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北峰に到着

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カクネ里の氷河

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南峰(鹿島槍

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ちょっと東尾根を覗きに

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いつか歩けるかなあ

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北峰で記念撮影

 たっぷり景色を楽しんだら鹿島槍(南峰)へ向かう。途中、東斜面をボードで滑走するクレージーボーダーに出会った。世の中にはすごい人がいるもんだ・・・。

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南峰(鹿島槍)に到着

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ヤッター

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全員で記念撮影

 実は鹿島槍はこれで3度目だけど、これだけ景色が見渡せたのは今回が初めて。やっぱり雪のアルプスはきれいだなあ。

 頂上でのんびりしていたら薄雲が広がってきて寒くなってきたので冷池山荘に向かう。

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爺ヶ岳方面

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冷池山荘はすぐだった

 冷池山荘のテン場は夏とは違って小屋のすぐ脇で張る事が出来た。テントは5~6張り、小屋泊のお客さんもそれほど多くな無いようで、ビールを買いにいったら小屋番の人が愛想よくずっとしゃべってくれていた。

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カンパ~イ

 暗くなる前にテントで夕ご飯。最終日の今日はFFさんのカレーで暖まる。みんな疲れているのか、お酒も進まずすぐにバタンQ。

 今日はいろいろあったけど無事に終わってほっとした。みんなお疲れ様でした。

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ラストナイトはカレーで

つづく