晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 布引谷 布引滝氷瀑見物 2018.02.12

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布引滝


<メンバー>
サークル 3人

<山域、形態>
台高、ハイキング

<コース>
平瀬橋(8:30)~乗越し(9:10)P606(10:40)~布引滝(11:3012:10)
P606(13:00)~伐採地(13:20)~乗越し(14:30)~平瀬橋(15:10)

<天気>
雪のち曇り

 三連休の最終日、通過した低気圧が発達して冬型の気圧配置に。うーん、こうなったら紀伊半島氷瀑見物しかないな~という事で以前から気になっていた台高の布引滝へ。

 「氷瀑には興味ないから」というメンバーもいて、結局3人で蓮へ向かう。車のルートがちょうど雪雲の通り道になってしまったようで、またまた緊張の雪道ドライブになってしまった。スタートである蓮ダム下流の平瀬橋についてもまだ雪が降っている。

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雪降って来た・・

 平瀬橋を渡て左折し、植林帯の中に入る。整備された杣道を見つけてぐんぐん登って行くと植林小屋のある所で尾根を乗越す。

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植林の急斜面

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尾根を乗り越す

 ここからは布引谷の右岸につけられた杣道を辿って行くが、所々崩壊し、怪しげな丸木橋が出て来る(とても渡れたものじゃない)。

 最初のものは簡単に巻けたが二つ目は厄介だった。結局アイゼンをつけて橋を手掛かりに谷を渡る。うーん、スリリング。

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こんなの渡れないよ

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二つ目の丸木橋

 その後、崩壊地をトラバースしそのまま杣道を進んで行くとやけに谷が近づいている。地図を確認するとP606まで来てしまったようだ。杣道はもっと上を通っているはずなので、整備された植林を登り返す。

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崩壊地

 再び杣道に出たら斜面に沿って高度を上げていく。あまり登り過ぎると布引滝の上に出てしまうので、地図と地形をにらめっこしながら歩いて行くと何だか怪しげなテーピングを発見。

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杣道を登り返す

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この尾根を乗り越して

 谷底を覗き込むと何やら大きな滝がありそうな雰囲気(音)。歩いて降りられそうな斜面なので、思い切って降りていくとちょうど布引滝4段目の真下に出られた。

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谷に降りる

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氷瀑バーン

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布引滝、見事な氷瀑

 うーん、すごい。初めて来たけどこれは想像以上の見事さだ。ネットで見たどの写真より凍り付いている。やっぱり今年は氷瀑の当たり年だ。

 氷瀑を見物しながらのんびりとお昼休憩。いつの間にか空は明るくなってきていた。

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上も凍っている

 予定では滝の上に回り込み、尾根沿いに対岸の伐採地に出て布引滝の全貌を眺める予定だったが、風が強そうだったので来た道をそのまま戻り、P606から対岸に渡り伐採地まで少し登る。布引滝は上から下まで全部凍っていて、まるで白い竜が天に昇っているようだ。

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伐採地から全貌を見る

 氷瀑を十分見物したら来た道を戻るだけ。行きはヒヤヒヤした杣道もアイゼンを付けたら何て事もなく歩けた。駐車地に着く頃には雪もすっかりやんでいた。

 この冬の遠征予定はいずれも天気が悪く中止が続くが、こうやって何とか山へ出かけられる事が出来ている。これも付き合ってくれるメンバーのおかげ。いつもありがとうございます。

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今回の地図