晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

比良 堂満ルンゼから堂満岳 2018.02.04

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ラッセルはきつい・・・

 
<メンバー>
サークル 11人
 
<山域、形態>
比良、ハイキング
 
<コース>
林道(8:50)~イン谷口~堂満ルンゼ入口(9:45)~1ルンゼ
~堂満岳(12:0012:45)1ルンゼ右股下降(途中ロープワーク)
~ルンゼ入口(15:30)~イン谷口~林道(16:45)

<天気>

快晴


 初心者に雪の急斜面の登降を経験して欲しくて比良の堂満ルンゼを計画したら11人も参加者が集まった。同じような練習ゲレンデとしては御在所藤内沢があるのだが、引率する方としてはさすがに食傷気味。少し遠いけどこれだけのメンバーは集まってくれたのはうれしい限り。

 天気は思ったよりも良く快晴。さぞかし登山者が多いだろうと思っていたら、登山口に至る林道が渋滞中。なんでも少し先で凍結しているらしく2WD車では登れないようだ。仕方がないので林道脇に車を停めて歩く事に。

 雪は数日前にたくさん降ったのがまだ残っていて登山口で結構な積雪。ただ、トレースがばっちりついているのでサクサクと歩いて行ける。

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雪が多いなあ
 
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トレースはばっちり
 
 1時間ほど登山道を歩き、堂満第1ルンゼの入り口に到着。アイゼン、ハーネス、ヘルメットを装着しいよいよアタック。人数が多いのでチームを二つに分けて進む。
 
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1ルンゼに突入
 
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行列だ
 
 左上から声がするなあと思ったら中央稜を登るパーティーが。人数が少なかったらこっちを行ってもいいなと思っていたけど11人もいたら仕方がない。
 
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中央稜を登るパーティー
 
 思った通り雪たっぷりで滝がすべて埋まっていた。トレースが階段状になっていて、ひたすら階段登り状態に。これじゃあ練習にならないなあとトレースを外してラッセルしてみると膝から腰まで埋まってしまう。すぐに息が切れて早々にトレースに戻った。最初に道を切り開いた人はすごいなあ。
 
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トレースを外すとこんな感じ
 
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続かないのでトレースに戻る
 
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見下ろすと結構急だねえ
 
 黙々と階段を上り続けると傾斜が緩んで空が広がってきた。ルンゼに入ってから2時間と少しで堂満岳頂上に着いてしまった。空は果てしなく青く、琵琶湖とその向こうに白く輝く鈴鹿の山が美しい。のんびり景色を眺めながらお昼にする。
 
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少し開けてくると
 
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堂満岳頂上
 
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琵琶湖と対岸の鈴鹿の山が美しい①
 
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琵琶湖と対岸の鈴鹿の山が美しい②
 
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琵琶湖と対岸の鈴鹿の山が美しい③
 
 たっぷり景色を楽しんだら3ルンゼで下降・・。の積もりで急斜面を下っていくが、なんだか様子がおかしい。良く確認したら1ルンゼの右股を降りてしまったようだ。(確認不足)
 
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3ルンゼに下降の積もりが・・・
 
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1ルンゼの右股に降りてしまったようです
 
 せかっくなのでロープワークの練習も。こういう状況で使う可能性が高い、FIXロープをフリクションを使っての登行、カラビナでムンターでの懸垂下降を説明する。みんな覚えてくれたかな?
 
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途中でロープワークなど
 
 ロープワークの後はそのまま下ろうと思ったが、滝に行く手を阻まれたので右側の尾根を乗越し1ルンゼに復帰。なおちゃんのルーファイに助けられました。
 
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そのまま下るも
 
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強引に尾根を乗越す
 
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急斜面の下降
 
 後は急な階段状の1ルンゼを下るだけ。登った時はこんなところ下るの怖いな~って言ってたメンバーもスイスイと下って行く。やっぱり雪山は経験が大切だね。
 
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急なルンゼを下る
 
 11人の大パーティーになったが、無事明るい内に降りてくることが出来た。もう少し雪が少ない方が練習になったかもしれないが、これはこれで楽しかった。初心者メンバーもこの経験を活かし、どんどん雪山に出かけられるようになったらいいなあ。
 
 参加の皆さんありがとうございました。