晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 タカンス谷から烏帽子岳 2017.10.14

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巨大堰堤

<メンバー>
山仲間 3人
 
<山域、形態>
 
<コース>
駐車地(7:40)~篠立風穴入口~三国谷~ゴルジュ堰堤(8:459:45)
P364(10:00)~オゾ谷出合(10:50)~タカンス谷
烏帽子岳(12:301300)~長楽寺(14:10)~篠立P(14:50)
 
<天気>
曇り
 
 今週も沢モード。今日は久しぶりにEちゃん、michi君と鈴鹿マイナー沢探索だ。行先は烏帽子岳に突き上げるタカンス谷。例によってネット上にも記録は殆ど無い。昔は登山道が通っていたらしいけど今はどうなんだろう。
 
 篠立の上水施設の近くに車を停めてスタート。篠立風穴の遊歩道の看板があった。鍾乳洞なのだろうか。
 
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風穴?
 
 遡行開始してすぐに30mはあろうかという巨大な堰堤に行く手を阻まれる。こんな変わった堰堤は初めて見た。右側についている梯子は風穴の入り口に行く為のもの。年に1回程度見学会があるらしい。
 
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立ちはだかる巨大堰堤
 
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風穴入口
 
 巻きルートも見当たらないのでロープを出して堰堤を直登する。傾斜は緩く、人が登下降するように作ってあるので簡単に登れる。でも面白かった。
 
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ロープを出して堰堤を登る
 
 堰堤の上は砂利に埋まった平流と堰堤。休日に何でこんなところを歩いているのかという思いを振り払いながら歩く。
 
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再び堰堤
 
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砂利が堆積している
 
 砂利の堆積が少ない所では小滝や昔の石組が出てきて鈴鹿の谷らしい風景が見られる。石灰岩の谷らしく湧き水が湧いていた。
 
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昔の石組
 
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小滝、やっと沢らしくなる
 
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湧き水
 
 しばらく歩くと新しい要塞のような堰堤が現れた。水をためるタイプではなく、中央部にスリットが入っている。越えるにはスリットの中を突破するしかない。
 
 スリットの向こう側は2mぐらいの土砂が堆積しており、ハングした滝状になっている。ここを超えるのにいろんな技を駆使して遊んでいたら1時間くらいかかってしまった。
 
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要塞のような堰堤
 
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中央突破だ!!
 
 堰堤を超えると再び砂利の河原。傾斜が増すタカンス谷に入るまで何も無いだろうともくもくと歩いていくと1時間ほどでオゾ谷とタカンス谷の出合に到着。小休止のあと、右のタカンス谷に入って行く。
 
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再び荒れた谷
 
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オゾ谷出合、右がタカンス谷
 
 タカンス谷も特筆するような谷では無い。途中7~8mの滝が二つほど現れるがいずれも簡単に越せる。途中でキノコを採ったりしながら高度を上げ、1時間半で烏帽子岳に到着。
 
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滝が出て来た
 
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釜跡
 
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ヌメリスギタケモドキ(可食)
 
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二つ目の滝
 
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左から超える
 
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急斜面を詰めたら
 
 烏帽子岳で昼食を摂り、後は長楽寺に向かって登山道を降りていく。長楽寺から直接駐車場に向かおうと思ったら旧白石鉱山跡地に入らなくてはいけないので篠立Pまで戻り、デポ車で車に向かう。
 
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烏帽子岳近くからの眺め
 
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反射板
 
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長楽寺
 
 再訪する谷かと言われれば答えがNoだが、最初の二つの堰堤突破は面白かった。堰堤を超えるのが核心の谷とはマイナー沢ならでは。沢屋3人で1日楽しく遊べました。Eちゃん、michi君、ありがとうございました。
 
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今回のコース