晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

船窪小屋で家族サービス? 2017.09.09-10

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船窪小屋で


<メンバー>
夫婦

<山域、形態>
北アルプス ハイキング
 
<コース>
1日目:七倉山荘(6:40)~船窪小屋(12:00)
2日目:船窪小屋(5:45)~七倉山荘(10:35)
 
<天気>
晴れ
 
 今年は思う所あって泊まり山行を多く計画した。その分、Uちゃんには淋しい思いをさせている。そこで、ちょっと変わった家族サービスをと思い、二人で山小屋泊のハイキングを考えた。丁度、船窪小屋に泊まって烏帽子岳を縦走するサークルの企画があったので便乗する。(私も山に行けるので一石二鳥?)

 前夜に自宅を出発し、梓川SAで車中泊(軽での車中泊はきつかった)し七倉ダムでサークルのメンバーと合流。行けるところまで一緒に歩く。

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七倉ダムからスタート
 
 コースタイムは6時間程、小屋泊なので荷物はほとんど必要ないのでUちゃんも頑張ってついて行けるかな?と思ったらいきなりの急登。1時間くらいは頑張ったが着やっぱりきつい。みんなには先に行ってもらい、二人でのんびり歩いて行く。
 
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急登
 
 梯子が連続する鼻突き八丁では息絶え絶えだったが何とか頑張って登って行く。ずっと樹林帯の中だったがそのうち視界も開けてアルプスに来たって感じになってきた。
 
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やっと半分越えたかな
 
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ダムがあんなに小さく
 
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槍が見えた
 
 傾斜がゆるくなって来るとUちゃんも元気になって来た。誰もいないので2人で歌を歌いながら歩くと楽しいと言ってくれる。でも知らない歌のリクエストは勘弁ね。
 
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森林限界を超えた
 
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明日みんなが歩く稜線かな
 
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もう少し!
 
 Uちゃんも頑張ったのでお昼ちょうどに船窪小屋に到着。小屋番のおじさんが鐘をついて出迎えてくれた。何だかアットホームないい雰囲気の山小屋だ。
 
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黒部の山々
 
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船窪小屋に到着
 
 先に到着していたみんなも思ったより早くついたので驚いている。まだまだ時間があるので、七倉山まで散策に行ったついでに水を汲みに行く。水場は今回の最大の難所って感じのザレ場にあった。
 
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こんなところに建っている
 
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ツーショット
 
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水場(このザレ場の中)
 
 小屋に戻って来ると既にたくさんの宿泊客でにぎわっていた(今日は満員らしい)天気がいいので外で車座になってチョイ飲み。ノンビリとした時間が過ぎていく。
 
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のんびり~
 
 夕食は山菜の天ぷら。成人男性としては少し物足らない献立だったが女子には受けがいいようだ。みんな美味しい美味しいといって食べている。確かに手が込んだ温かい夕食だった。小屋の照明もランプのみでいい雰囲気。Uちゃんも喜んでくれたかな。
 
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夕食
 
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ランプ
 
 満員だったので寝床は上段男子、下段女子になってUちゃんと分かれてしまったが、女子は女子で楽しく呑んでいたようだ。私は夕べの車中泊でほとんど眠れなかったのでバタンQで寝てしまった。
 
 翌朝は4時30分に出発するサークルのみんなを見送り、2人で小屋の朝食を頂いて下山。出発の時は小屋番のおじさんに写真を撮って貰った。ここの小屋の人はなんだかあったかい感じがする。
 
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出発の朝
 
 今日は下りだけなので楽勝かなと思っていたけど、梯子を使っての下りはUちゃんにとってかなり怖かったようで、登りと同じくらいの時間がかかってしまった。
 
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黒部の山々に別れを告げる
 
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朝焼けと槍ヶ岳
 
 それでも何とか11時前には七倉ダムに到着。頑張った御褒美にソフトクリームを食べ、七倉山荘で汗を流す。
 
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よく頑張りました。
 
 まだ時間に余裕があったので、大町でソースかつ丼を食べ、いわさきちひろ美術館に立ち寄り、安曇野のオシャレなカフェでお茶をするという、観光デートもしっかり組みこむ事も忘れない。なんてったって今回は家族サービスなんだから。
 
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ソースかつ丼(私だけカツ重)
 
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おしゃれなカフェで
 
 ずっと二人きりという訳では無かったけど、6時間歩かないと辿り着けない宿に泊まったというとUちゃんも自信になったようだし、何より楽しかったと言ってくれた。Uちゃんありがとう。
 
 これで秋の遠征も快く送り出してくれるだろうと内心ほくそ笑んだのは内緒だ。(この後の遠征が天気のせいで尽くつぶれる事になるとは・・この時はまだ知らない・・)