晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 流れ谷 雨中の転進遡行 2017.07.30

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お昼にスイカ、こんな楽しみでも無いとね


<メンバー>
サークル 8人+1人

<山域、形態>

<コース>
朝明P(8:45)~流れ谷出合(9:00)~林道終点・入渓(9:15)~流れ谷遡行
~松尾尾根稜線(14:55)~中尾根~朝明P(16:25)
 
<天気>
小雨

 当初の目論見では梅雨明け10日の晴天の下、川浦谷本流ゴルジュで水泳大会のはずだった。しかし、梅雨明け宣言とは裏腹に不安定な天気が続き、当日は無情の雨。水量が遡行の成否を左右するゴルジュ沢で「どうせ濡れるから」は通用しない。泣く泣く転進計画を立てる。

 どうせ行動中は雨、雨が強くなって撤退してもダメージの少ない鈴鹿だなあ。また内部川の中ノ谷か・・なんて考えていたらふと閃いた。鈴鹿でガイド本に載るような沢で行っていない所がまだあった。朝明川の流れ谷だ。ここは以前隣の水無谷を遡行した時、あまりの荒れ様にこの辺りの谷は全滅だと思い込み、足を向けていなかった谷。去年michi君が遡行し、意外と楽しめると言っていたのを思い出した。さっそくメンバーに行先を連絡する。

 集合場所では先週誕生日だったFFさんとKじさんの誕生日祝いをしてからスタートです。

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何歳かは内緒です

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TBっち謹製のケーキを切り分ける

 朝明Pはこんな雨にも関わらず駐車場料金を徴収される。まあ、こんな雨でも出かける我々みたいなのがいるのでお互い様か。道路を少し戻ってから流れ谷橋に到着。

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流れ谷橋

 堰堤があるので林道終点まで歩くはずだが、林道の入り口が民家への入り口に見えたので、一旦谷に入るがしょぼいゴーロ。

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一旦谷に降ります

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ショボイゴーロ

 こりゃだめだと思ったのですぐに林道に上がって終点まで移動。気温30度越え、湿度100%で汗が滝のように流れる。

 谷は程なく沢を楽しめそうな雰囲気になって来る。少し荒れ気味だが小滝もあり楽しく超えて行ける。michi君の言った通り、思ったよりも楽しめる。

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小滝が出て来た

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楽しめそう

 ところが入渓後すぐにTBっちが体調不良を訴える・・。おいおいスタート30分でリタイアかよ。幸い、戻っても大した距離ではないのでitaさんに林道まで送ってもらう事にする・・。はあ。

 気を取り直して遡行再開、小雨が降るなかの遡行だが思いきり楽しもうという事で滝は全て直登を目指す。厳しそうな滝は一人が巻き上がってからロープを出して全員が登った。

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小難しいCSも右から超える

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左から巻き上がった後、後続を確保で滝登りを楽しむ

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直登したと思う

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itaさん巻き上がりで確保

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ayaちゃん、登攀中

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Mぐちもがんばる

 ロープを出して登った滝は2か所くらい、後はほとんど直登できる。こんなに楽しい谷を今まで取りこぼしていたとは何てもったいない。

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滝がどんどん

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ガッツで登る

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小滝の連瀑?

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階段状

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もうワラワラと登る

 登るにつれ流れは乏しくなって来る。いい時間になってきたので適当な所で昼食にする。雨に降られながら行動食を齧る程度だが、ayaちゃんがスイカをもってきてくれた。

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流れは乏しくなって来た

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イカ

 上流部が流石に荒れ気味で倒木がうっとおしかったが何とか登って松尾尾根の登山道に飛び出した。釈迦ヶ岳には目もくれず、中尾根登山道で一気に下山する。

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ちょっと荒れて来た

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倒木をかき分けて登る

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最後の滝?

 登山道は1時間半ほどで下って来れたが、もう暑くて暑くて倒れそう。キャンプ場の近くでクールダウンをし、ようやく落ち着いた。

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クールダウン

 駐車場で待っていたTBっちと再会。温泉に入ってくつろいでおり、ピンピンしていたのにはあきれてしまった。体調管理には気をつけようね。

 雨で中止の所を何とか鈴鹿の沢でお茶を濁す形になったが、思いの他楽しい沢だったのでほっとした。これならもう一度、天気が良く、水量が豊富なときに再訪したいもんだ。

 参加の皆さんありがとうございました。