鈴鹿 石谷川 沢の総合力養成講座? 2017.07.02
<山域、形態>
<コース>
<天気>
晴れ
当初は金ヶ丸谷に沢泊に行く予定だったが北陸方面は大雨の予報。台高への転進も考えたが、鈴鹿日帰りに落ち着く。こういう場合のサブプランって冒険出来ないので当たり障りのない所になってしまうんですよね・・。
落ち込んでいても仕方ないので今日もテーマをもって沢に臨む。テーマは「リード出来るメンバーの育成」という事で今回は絶対先頭を歩かない事にする。
望仙荘の横から入渓、最初の関門は堰堤の巻き。ちゃんと堰堤横の梯子を見つけ出して無事クリア。
ここで落ちないでね
すぐに平流を少し進むと谷の規模からは想像できない面白いゴルジュになる。もう気温が高いので泳いでも全然寒くない。
平流を歩く
泳ぎもあるよ
白糸の滝(写真撮り忘れた・・)はMっちゃんにリードを任せる。釜を泳いで滝の右の壁に取り付く。登りはちょっと厳しく残置の電線を頼りに立ち木まで登り、ロープをFIX。中間支点を取るような所が無く、フリーで登ってもらった。ちょっと無理をさせたかな・・。後続はフリクションノットで続く。
Mっちゃん、緊張のリード
その後も基本、Mっちゃん先頭でどんどん進んで行く。攻略法は敢えて教えない。自分で判断する事が大事だからね。
コース取りは自分の判断で
ルートはどこかな?
正解は無い
大堰堤を越えて頂礼井戸の滝。ここは右側の岩場から超えるのだがTよっさんは直登出来そう?という。うーん、この辺の見極めも大切なんだけど。
頂礼井戸の滝
次に現れる岩間滝はそれぞれ思い思いの突破方で楽しむ。Tよっさんは流れの中に突っ込んで無事クリア。どや顔が光ってるよ。
覚悟を決めて 流れに突っ込む
抜けた どやっ
Mっちゃんも同じく水流を横切る戦法。これも上手くクリア。
ちょっと怖いな~ うまい!
ayaちゃんは背中ズリズリで登る。まあ、これも一つのテクニックだ。
これでもいいのだ
深い淵のある8m滝では恒例のダイビング大会、Mっちゃんの度胸の据わり方に関心。私は結構ビビってしまった。ayaちゃんは少し低い所から。全員ちゃんと飛び込んだ。
深い釜の8m滝
ダイブ
あまりに遊び過ぎたので、七つ釜に辿りつく前にお腹が減ってしまった・・。昼食休憩の後、遡行再開すると七つ釜(写真撮り忘れ・・)で先行Pに追いついてしまった。右のスラブから巻いているのでしばし順番待ち。
30分程まってやっと我々の出番。ここは右のクラックをMっちゃんリードで越える。しかし、うまく登れたものの、支点の作り方に戸惑っているみたいだ。なかなかロープが降りてこない。見かねたitaさんが巻き上がってフォローしてくれたので我々も安心して登る事が出来た。この辺も勉強だ。
Mっちゃん、クラックリード
白雲の滝はTよっさんリードで登る。中間支点用の装備を集めて登攀。上手く登りきって後続を確保。
白雲の滝
Tよっさんリード
後続を確保
全員登り切った所で結構いい時間になっていた。下山は楽ちんなので行けるところまで行こうと思ったら強い夕立が降ってきたので、遡行を打ち切り登山道で下山。
雨はすぐに上がったが湿度100%の林道はヒル地獄で気が付いたら片足に7~8匹づつ取り付いていた(タイツのお蔭で被害は無し)。お持ち帰りしないように入念にチェックが必要だ。
チェックはしっかりと
毎年のように遡っている石谷川だが、やはり何度来ても楽しい沢だった。メンバーにもこういう所で力をつけてもらって、どんどんレベルアップして欲しい。
参加の皆さんありがとうございました。また行きましょう。