晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 愛知川渡渉訓練 2017.06.24

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スクラム組んで


<メンバー>
サークル 11人

<山域、形態>
 
<コース>
神崎川林道ゲート(9:00)~林道~発電所横入渓谷(940)~取水堰堤前(11:15)
S字狭付近(11501445)~取水堰堤(15:40)~林道
神崎川林道ゲート(16:40)
 
<天気>
晴れ
 
 昨年の事故の時に痛感した「知らない事」の怖さ・・。今年は水の怖さ、対処方を知ってもらおうと鈴ハイで初めて渡渉訓練を企画した。参加メンバーも11人、特に去年の葛川メンバーが多く参加してくれた。
 
 問題は訓練場所、渡渉が必要なほどの本流で適度な流れがあるところ。水量は多過ぎれば危険だし、少な過ぎれば訓練にならない・・。結局、アプローチの近さから愛知川本流にした。
 
 当日、梅雨の真只中だが晴れ間も見える予想外のいい天気。神埼川のゲートから林道を歩き発電所から入渓。最初の淵でザックピストンによる淵の通過を説明。泳ぎが苦手な人はロープで引っ張り、水に浸かっている時間を極力短くするのが疲労を少なくするポイントだ。
 
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発電所の脇から入渓
 
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白いゴーロは明るい
 
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最初の難関
 
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ザックピストン
 
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しっかり引っ張って(ロープ流しちゃだめだよ)
 
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巨岩を乗り越えて
 
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滝が出て来た
 
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S字狭
 
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流れを読んで泳ぐ
 
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流心は飛び越えて
 
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どうやって超えた?
 
 一通り泳ぎ終わったらS字峡の大岩の上で日向ぼっこ&昼食休憩。天気がいいといいながら6月はまだまだ水温が低く寒い。
 
 休憩が終わったらいよいよ訓練本番。浅瀬ではスクラム渡渉、足が着かないような場所では水の流れを考慮したコース取りの解説、実際に練習してみるが、水量が穏やかであまり本番を意識できなかったなあ。
 
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 続いて、瀬を利用してロープを使った渡渉方法の説明をする。沢で一番危険なのはロープを使って流れの中を行く事。ここも水流がゆるくて怖さを体感してもらう事は出来なかった・・。
 
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ちょっと穏やか過ぎ
 
 最後にチロリアンブリッジで川を渡る方法を説明。こんなのを使う事が無いようにしたいものだが、いざという時には知っておいた方がいいテクニック。

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決死の脱出?

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レスキュー隊みたい
 
 帰りは元来た沢を下る。本番さながらの激流下りや、楽しいスライダー、淵の飛び込みや泳ぎも楽しむ。取水堰堤から林道に上がってもみんなまだまだ元気だ。
 
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S字狭を泳ぎ下る

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飛び込めるかな?

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どんぶらこ

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集合写真

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まだまだ泳ぎます

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飛び込み怖いので懸垂で

 サークルで初めて実施した渡渉訓練、訓練場所や訓練方法などまだまだノウハウを蓄えないといけない部分があり、訓練としてはまだまだ改善の余地があるが、みんなの学ぼうという姿勢がとてもうれしかった。
 
 このような訓練を積み重ね、より困難な場所へより安全に挑めるように努力していきたい。参加の皆さんありがとうございました。