晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 アザミ谷遡行ゴロ谷下降  2017.06.11

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<メンバー>
山仲間 3人

<山域、形態>
湖北 沢登

<コース>
御池川林道(900)P635~アザミ谷~ヒルコバ(112012:00)
~鈴北岳(12:20)~ボタンブチ(13:20)~ゴロ谷~P635~御池川林道(16:00)

<天気>
晴れ

 今日は久しぶりにEちゃん、michi君と3人で鈴鹿マイナー沢、Eちゃんとは1年以上ぶりかもしれない。

 行先は御池西面のアザミ谷~ゴロ谷の周回。鈴鹿でも山深いこのエリア、ゴロ谷は過去に遡行済、伊勢尾、T字尾根の周回コースも歩いた事があるがアザミ谷は初めて。まあ、沢登りというよりバリエーションハイキングかな。

 クネクネの林道を延々と走り、御池橋を少し超えた所からスタート。この辺りは谷の崩壊が激しく、最初は荒涼としたゴーロというか砂利ヶ原。

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砂利ヶ原を歩く

 出合(P635)を越え、しばらく歩くとアザミ谷に入る。この辺りは石灰岩の谷なのですぐに水が涸れるかなと思ったら、しっとりとしたいい雰囲気の谷だった。所々にある窯跡を眺めながら歩いて行く。

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アザミ谷

 しばらく歩くときれいな釜と斜滝が現れる。ずっと歩きだと思っていたけどこれはうれしい誤算。腰までつかって滝に取り付き水線をジャバジャバ。ああ楽しい。

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釜と斜滝

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小さくても滝登りは楽しい

 その後、小滝はいくつか出て来るが基本テクテク歩いて行くだけ。Eちゃんの会の運営の様子を教えてもらう。あれ程活気のある会でもいろいろあるんだなあ(どこも運営する側が苦労している・・)。

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小滝も出て来るが

 谷が右に折れる辺りから水は枯れ傾斜が増してくる。落石に注意しながら登って行くが難しくは無い。

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水が涸れてきた

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谷を詰めていく

 谷をどんどん詰めていくとポンと鞍部に飛び出す。ヒルコバだ。この辺りはヒルが多いので早春か秋にしか訪れた事が無いが、緑に覆われた鈴鹿北部もいいもんだ。

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ヒルコバからの眺め

 ヒルコバで昼食を摂ったあとは鈴北岳から日本庭園へ歩く。日本庭園ではたくさんのハイカーの方が、何かを採っている。Eちゃんに聞いたら「わらび」を採っているそうだ。Eちゃんに教えてもらいさっそく我々も「わらび」採り。

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日本庭園(わらび取りの人たちがいっぱい)

 御池岳には登らずにボタンブチまで行こうとしたら、わらびに夢中で真の谷からの道に戻ってしまった・・。気を取り直してしっかりと地図を見ながらボタンブチへ向かう。

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ボタンブチからの眺め

 ボタンブチの少し北側から斜面を降りてゴロ谷に向かう。ここは2012年の捜索の時、発見現場に向かう為に歩いたルートだ。どの辺りだったかなあと思いながらっ急斜面を下って行く。

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急斜面を下って行く

 ゴロ谷に着くとそこは大滝のすぐ上だった。そういえばこの辺りに遭難して1週間ほど閉じ込められていた人もいたなあ。御池岳西面はいろいろある。

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ゴロ谷に降り立つ

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穏やかな河原だか

 ゴロ谷の大滝は谷の規模からは想像つかない程の立派な滝。ロープ2本つないで懸垂下降する。

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ゴロ谷大滝 懸垂下降

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ゴロ谷大滝

 あとはちょっとしたゴルジュを下降して再び長い砂利ヶ原を歩いて林道まで。お疲れ様でした。

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凄い砂利・・

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再び砂利歩き

 アザミ谷、ゴロ谷は決して遡行対象になるようなコースじゃないけど、Eちゃん、michi君と3人の沢は何の気兼ねもいらず楽しかったなあ。また機会があればこういうのもいいもんだ。またよろしくお願いします。

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今回の地図