晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

水越谷 風折滝 天使の翼探訪 2017.02.11

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風折滝・天使の翼

サークル 11人

<山域、形態>
台高 ハイキング
 
<コース>
宮ノ谷林道終点(8:50)~水越谷出合(10:40)~風折滝(15:0015:30)
~水越谷出合(18:15)~宮ノ谷林道終点(19:30)
 
<天候>
 

 サークルのみんなにちょっと珍しい風景を楽しんでもらおうと氷瀑見物を企てた。自身は過去2回行っていてそれ程難しいコースという印象が無かったので、「初級」でメンバー募集。みんな興味があったのか、バリエーションルートが全く初めてというメンバーを含めて11人も集まってしまった。さてどうなる事やら。

 

 当日は早く出発したかったのだが、寝坊したメンバーを待っていたせいで遅いスタートになってしまった。宮ノ谷林道も終点までもうっすらと雪が積もりちょっとワクワクする反面嫌な予感も・・。

 

 林道終点に車は無く足跡の無い雪道を進む。水越谷出合までは遊歩道が整備されているので問題無し。ただ、道が川の傍まで下りている所では滑って転んでしまうメンバーも。

 

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林道終点からスタート

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ぞろぞろと歩く

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雪の谷

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遊歩道があるから安心です

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谷が広がる

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これを渡ると水越谷出合い

 

 水越谷出合までは順調。しかしここからが登山道が整備されていないチョイバリエーションルート。右岸の残置ロープに沿って進むが11人もいるのでなかなか大変。

気をつけてね

 

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ドキドキの順番待ち

 

 我々がもたもたしていると山慣れた感じの二人連れに追い抜かされる。この辺りは良く来られているようで颯爽と歩いていかれた。すごい人もいるもんだ。

 

 やがて、微妙なヘツリを要する難所が現れる。雪の付いた岩を冬靴で歩くのは慣れたメンバーでも難しいのに、登山道以外が全く初めてのメンバーは非常に苦労している。ちゃんとハーネスをつけて来たので肝心の所ではロープ確保。

 

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何か微妙

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どうやって登った?

 

 前日に降った雪のせいで残置ロープは尽く凍りつき、ゴボウで登るのも慎重にならざるを得ない。結局、風折滝までロープを出したのは3回くらい。その都度10人を確保して引っ張り上げるので腕がパンパンになってしまった。先行した2人連れは前衛滝の手前で敗退との事で引き返してこられた。

 

 我々も撤退するか・・とも考えたが、ギリギリ日が暮れるまでには水越谷出合いに戻れそうとう踏んで先に進む。何とか風折滝に着いた時には15時を回っていた。

 

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風折滝

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折れてます

 

 苦労してたどり着いただけあってみんなもこの景色に感動してくれたようだ。名残惜しいけど集合写真を撮ったら急いて撤退だ。

 

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集合~

 

 帰路もロープで確保しながら10人を安全に下ろす。難所も苦労したがみんなで協力し何とか明るい内に通過できた。

 

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凍っているから気をつけてね

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みんなで協力しながら

 

 水越谷出合の手前でヘッデンになってしまったが、難所も過ぎたし11人いればヘッデンも全然心細くない。何とか車に辿りつき、スメールで体を温める事が出来た。

 

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ヘッデン下山・・・

 

 今回、雪のせいでコンディションが悪かったのと11人という大所帯でロープを出したので大幅に時間を食ってしまった。ご家族が心配されたメンバーには大変申し訳ない事をしたなあと反省。

 

 でもバリルートを歩く楽しさを少しでも感じてくれたのなら苦労した甲斐はあったかも。参加の皆さんお疲れ様でした。