晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

甲斐駒ヶ岳 冬の3000m級挑戦1 2016.12.17

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刃渡り

 

<メンバー>
サークル 5人

 

<山域、形態>

 

<コース>
尾白川渓谷P(7:40)~五合目小屋跡(13:50)~七丈小屋(15:00)
 
<天候>
晴れ後曇り

 

 今年の冬は高い山への挑戦しようと考えている。まず手始めは小屋が営業している3000m峰、甲斐駒ヶ岳だ。黒渡尾根の上部は鎖場やハシゴが連続するテクニカルなコースなのでまずは雪の少ない年末に偵察を兼ねての山行だ。


 スタート地点の尾白川渓谷Pは黄連谷を遡行した時以来で懐かしい。この辺りは雪のかけらもなくまだ秋の雰囲気。

 

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駐車場はまだ秋


 駒ヶ岳神社を通過し、登山道を登って行く。溝状に掘れた道は落ち葉が積もった下に岩が隠れていて歩きにくい。汗をかきながら高度を上げていく。

 

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駒ヶ岳神社

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最初は落ち葉の道


 刃渡りの辺りで所どころに氷が出だした。ただ、刃渡りそのものは手すりの鎖がついてあり、難しくは無い。

 

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刃渡り


 刃渡りの少し上、梯子が出て来る辺りから本格的に凍結しだしたのでアイゼン装着。歩きにくいけど安心感がある。

 

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梯子が出て来る辺りでアイゼン装着


 刀利天狗祠を過ぎ、5合目小屋跡を超えるといよいよ梯子の連続する核心部。とはいっても雪で埋まっているわけでは無いので歩くのには全然問題ない。樹林帯を黙々と歩くより緊張感があっていいかもしれない。

 

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刀利 天狗祠

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ここから梯子が連続する

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緊張するかな?

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二重橋

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歩くのは平気


 垂直のハシゴを登り、鎖をよじ登って七丈小屋に到着。第2小屋は我々でちょうど定員。一人一枚の布団で寿し詰めではなさそう。

 

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鎖が出ていたので問題無し

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七丈小屋に到着


 小屋の中はストーブがガンガンついてポカポカと暖かい。自炊場は玄関先のストーブの周りだけなので、使えるのは1パーティーのみ。自然到着順になったので我々はいちばん最後に食事をする。

 

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中は暖かい


 今日の献立は味噌鍋にチーズフォンデユ。毎回食べきれない位の食材を担いでくるが、今回は本当に食べきれなかった。はちきれそうなお腹を抱えて毛布に潜り込むと暑いぐらいだ。夜中に鼾の合唱に悩まされたけど、概ね熟睡できたかな。

 

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味はどうかな

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美味しい

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チーズフォンデユも


つづく