晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

若狭 甲森谷 栃と桂のワンダーランド訪問 2016.10.23

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桂の巨木の森

 
<メンバー>
サークル 4人

 

<山域、形態>
若狭 沢登

 

<コース>
横谷川林道終点(8:15)~甲森谷出合(9:35)~甲森谷~Ca550二俣・昼食(12:00~13:15)
~尾根に逃げる~稜線(14:00)~庄部谷山(15:15)~横谷川林道終点(17:10)

 

<天候>
薄曇り

 

 ヤブコギネットで話題になり山岳雑誌にも掲載された若狭甲森谷。桂の巨木が立ち並びワンダーランドと呼ばれているらしい。沢登りの遡行対象としては食指が動かなかったが、ワンダーランドには一度訪れてみたいと思っていた。今回、TBっちが行きたいというのでサークルで企画してみる。


 若狭は思ったよりも近く、早朝に愛知を出発すれば十分に日帰り可能。横谷川沿いの林道を進み関電の施設の横に車を停めスタート。

 

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取水施設の横からスタート


 ここは谷沿いに吊り橋などを使った巡視路があり、それを辿るのを楽しみにしていたがここ数年の大雨のせいか壊滅状態になっていた。流木を越えたり、アスレチックな感じで進んで行く。完全に沢だね。

 

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巡視路は壊滅状態

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左岸に鎖はあるが

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アスレチックだねえ

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これは健全


 荒れ気味の谷を1時間余り進むと甲森谷出合。うっかりすると見落としそうな出合だがテープが貼ってあった。最初は平凡な谷を進むと何だか甘い香りが漂ってくる。徐々に桂の木が現れだした。

 

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甲森谷、最初は平凡

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何だか甘い香り

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とりあえず記念撮影

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だんだん巨木が増えて来る


 やがて立派な炭焼き釜跡の傍にひときわ大きな桂の巨木が現れた。ワンダーランドの中心部に到着だ。ここは数多くの炭焼き釜跡が見られるのにこれらの木が切られずに残されてきたのは驚きだ。(桂は炭に向かないのか?)


 大きな木の前で小休止、記念撮影をする。しかしこの谷全体に漂う甘い香りは縁日の綿菓子の屋台を思いださせる。何だか懐かしい。

 

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炭焼き釜跡

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一番立派な桂の木

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すごいなあ


 さらに奥に進むと直径数mクラスの桂の巨木がどんどん現れる。何だか小人になった気分というのはオーバーだろうか。荘厳な雰囲気さえ漂ってくる森は何だか元気をもらえそうな気がする。(TBっちがいい動画を撮ってくれたのでリンク)

 

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まだまだ現れる

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小人になった気分

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森全体が甘い香り

 


動画で

 

 ワンダーランドを抜けると今回のコースで唯一滝らしい滝が現れる。これくらいならみんなサクっと抜けれるかな。

 

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唯一滝らしい滝

 

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TBっち力持ち

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これくらいはサクっと


 標高550m辺りの二俣で昼食。今日は寒いだろうと思って煮込みうどんにする。これくらいの人数だと昼食をみんなで食べるのも楽でいい。

 

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今日の昼食は煮込みうどん

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温まるねえ


 ここから先、谷を詰めるか考えたがちょっと荒れている雰囲気だったので尾根に取り付き稜線に上がる事にする。急斜面だがヤブも無く、小一時間で稜線に。稜線上はぶなの美しい癒しの尾根。ガスって幽玄の雰囲気になってきたが地形図をしっかり確認しながら庄部谷山を目指す。

 

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谷が荒れて来たので尾根に逃げる

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ぶながきれいだ


 庄部谷山からは地形図を読みながら最も駐車場の近くに降りる尾根に狙いを定めて急降下。最後は鉄塔巡視路に行きあたったので、それを辿って林道まで。何とか暗くなる前に下山できた。

 

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それ毒キノコだよ

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巡視路を辿って下山


 今回、沢を登る事に楽しみを見出すのではなく、周辺の森を楽しむ山行。気負いもなくノンビリ辿れたいい山行だった。シーズン終盤はこういうスタイルも悪くないなあ。参加の皆さんありがとうございました。

 

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今回の地図