台高 名倉谷川中ノ谷 第1支流 2016.09.10
滝また滝の谷でした
たまには未見の沢に行っておかないと感覚が鈍るな~と思い、Sクリームさんが絶賛の台高 中ノ谷第1支流に行く事にした。日曜日の天候が怪しかったので日程を1日前倒ししたせいでメンバーは4人になった。
今回参加のitaさんは滝登りのスペシャリスト、ゲストのKAJIさんはバリバリのクライマーという強力メンバーで何とも心強い(ついて行けるのか・・)。itaさんは骨折明けのリハビリ沢との事なので唐谷川林道に車をデポし、中ノ谷出合に向かう。
少し林道を進み、適当な所から入渓する。雰囲気は4月に行った隣の唐谷川に似ているが、今回は気温が高く、日差しがあるので水に入るのも楽しい。
今日もいい天気
暑いので泳いじゃいます
少し進むと水路のような斜瀑が現れる。これが七つ釜のゴルジュ?って感じ。暗さや威圧感は今の所無い。
七つ釜のゴルジュ?
Zみさんも果敢に攻める
前の方からゴゴゴという音が聞こえてきたら大タイ滝。岩の割れ目から水が噴き出しているようだ。ここは左から巻き
大タイ滝
大タイ滝の上もちょっとしたゴルジュ。釜にツルツルの滝が落ちてきているところはKAJIさんは左の岩を登り、itaさんは水中のホールドを水中眼鏡で探りながら水流を登る。いろいろな攻め方があるもんだ。私は左の岩からZみさんはロープで引っ張り上げられていた。
いろいろな攻め方があります
Zみさんはロープのお世話に
小滝が次々現れてなかなか気を抜けない。紅一点のZみさんは上から下からフォローが入って致せり尽くせりの状態。我がサークルは紳士が多いのだ。
なかなか厳しいなあ
致せり尽くせり
スタートから1時間半で第1支流の出合に到着。ここから先がSクリームさんが絶賛する滝又滝の第1支流が始まる。最初の大滝も圧巻。さすが台高っていうスケールの大きさだ。
第1支流の出合
第1支流出合にかかる大滝
大滝は右から巻く。なかなか渋い巻きだった。Sクリームさんはよく一人で行ったもんだ。(これはその後、何回も思う事になる)
落ち口
大滝の上も次から次へと滝が出て来る。どの滝も直登か比較的簡単な巻きで越えられる。しかし、Sクリームさんが単独で行っていたのでてっきり癒しの谷かと思ったらとてもアドベンチャーな谷だ。騙された。
その上も滝が
それも次々と
流れの右を登ったかな
ゴルジュは続く
クラーマーKAJIさんは私なら悩んでしまう所をいとも簡単にひょいっと登ってしまう。すごいな~。その後の後続のフォローもなるほどと思わせるテクニック。勉強になるな~。
フリーで登っちゃうKAJIさん
参考になります
高度を上げても滝が次から次へと出て来るのでもうお腹いっぱい。最後の二俣を右に進み、P1105の南の鞍部に辿りついた。ふう、もう滝はいいや。
1段目を超えると
光輝くS字の滝
さあ、どこから行こうか
まだ滝
まだまだ滝
帰路はP1105を超えて北へ進む。途中、ピークを登り返すのが面倒になってトラバースをして、さらに余計なアルバイトをしてしまったが、最終的には唐谷川の登山道に降り、林道のデポ車に乗ってスメールまで。今日も目いっぱい遊んだなあ。
植林の尾根を急降下
中ノ谷第1支流はガイド本に載っている本流よりもさらに登り応えのある素晴らしい谷だった。ここなら名古屋からも比較的近いし、季節を変えてノンビリ楽しむのもいいなあと思った。参加の皆さんありがとうございました。