晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 名倉谷川中ノ谷 第1支流 2016.09.10

f:id:ikuyayuuki:20191025222835j:plain
滝また滝の谷でした

 

<メンバー>
サークル 3人+1人

 

<山域、形態>
台高 沢登

 

<コース>
中ノ谷川出合(8:20)~第1支流出合(10:05)~二俣(10:45)~P1105南鞍部(13:30)
~唐谷川登山道(15:20)~唐谷川林道デポ車(16:05)

 

<天候>
晴れ

 

 たまには未見の沢に行っておかないと感覚が鈍るな~と思い、Sクリームさんが絶賛の台高 中ノ谷第1支流に行く事にした。日曜日の天候が怪しかったので日程を1日前倒ししたせいでメンバーは4人になった。

  

 今回参加のitaさんは滝登りのスペシャリスト、ゲストのKAJIさんはバリバリのクライマーという強力メンバーで何とも心強い(ついて行けるのか・・)。itaさんは骨折明けのリハビリ沢との事なので唐谷川林道に車をデポし、中ノ谷出合に向かう。
 

 少し林道を進み、適当な所から入渓する。雰囲気は4月に行った隣の唐谷川に似ているが、今回は気温が高く、日差しがあるので水に入るのも楽しい。
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222651j:plain

今日もいい天気

f:id:ikuyayuuki:20191025222700j:plain
暑いので泳いじゃいます
 

 少し進むと水路のような斜瀑が現れる。これが七つ釜のゴルジュ?って感じ。暗さや威圧感は今の所無い。
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222705j:plain

七つ釜のゴルジュ?
f:id:ikuyayuuki:20191025222709j:plain
Zみさんも果敢に攻める
 

 前の方からゴゴゴという音が聞こえてきたら大タイ滝。岩の割れ目から水が噴き出しているようだ。ここは左から巻き
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222713j:plain

大タイ滝
 

 大タイ滝の上もちょっとしたゴルジュ。釜にツルツルの滝が落ちてきているところはKAJIさんは左の岩を登り、itaさんは水中のホールドを水中眼鏡で探りながら水流を登る。いろいろな攻め方があるもんだ。私は左の岩からZみさんはロープで引っ張り上げられていた。
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222716j:plain

いろいろな攻め方があります
f:id:ikuyayuuki:20191025222721j:plain

Zみさんはロープのお世話に
 

 小滝が次々現れてなかなか気を抜けない。紅一点のZみさんは上から下からフォローが入って致せり尽くせりの状態。我がサークルは紳士が多いのだ。

 

f:id:ikuyayuuki:20191025222726j:plain

なかなか厳しいなあ
f:id:ikuyayuuki:20191025222734j:plain
致せり尽くせり
 

 スタートから1時間半で第1支流の出合に到着。ここから先がSクリームさんが絶賛する滝又滝の第1支流が始まる。最初の大滝も圧巻。さすが台高っていうスケールの大きさだ。

 

f:id:ikuyayuuki:20191025222739j:plain

第1支流の出合

f:id:ikuyayuuki:20191025222742j:plain

第1支流出合にかかる大滝
 

 大滝は右から巻く。なかなか渋い巻きだった。Sクリームさんはよく一人で行ったもんだ。(これはその後、何回も思う事になる)
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222746j:plain
落ち口
 

 大滝の上も次から次へと滝が出て来る。どの滝も直登か比較的簡単な巻きで越えられる。しかし、Sクリームさんが単独で行っていたのでてっきり癒しの谷かと思ったらとてもアドベンチャーな谷だ。騙された。
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222753j:plain
その上も滝が

f:id:ikuyayuuki:20191025222757j:plain

それも次々と

f:id:ikuyayuuki:20191025222801j:plain

流れの右を登ったかな

f:id:ikuyayuuki:20191025222806j:plain

ゴルジュは続く
 

 クラーマーKAJIさんは私なら悩んでしまう所をいとも簡単にひょいっと登ってしまう。すごいな~。その後の後続のフォローもなるほどと思わせるテクニック。勉強になるな~。

 

f:id:ikuyayuuki:20191025222813j:plain

フリーで登っちゃうKAJIさん

f:id:ikuyayuuki:20191025222817j:plain

参考になります
 

 高度を上げても滝が次から次へと出て来るのでもうお腹いっぱい。最後の二俣を右に進み、P1105の南の鞍部に辿りついた。ふう、もう滝はいいや。
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222825j:plain

1段目を超えると

f:id:ikuyayuuki:20191025222829j:plain

光輝くS字の滝

f:id:ikuyayuuki:20191025222835j:plain
さあ、どこから行こうか

f:id:ikuyayuuki:20191025222840j:plain

まだ滝

f:id:ikuyayuuki:20191025222845j:plain

まだまだ滝
 

 帰路はP1105を超えて北へ進む。途中、ピークを登り返すのが面倒になってトラバースをして、さらに余計なアルバイトをしてしまったが、最終的には唐谷川の登山道に降り、林道のデポ車に乗ってスメールまで。今日も目いっぱい遊んだなあ。
 

f:id:ikuyayuuki:20191025222851j:plain

植林の尾根を急降下
 

 中ノ谷第1支流はガイド本に載っている本流よりもさらに登り応えのある素晴らしい谷だった。ここなら名古屋からも比較的近いし、季節を変えてノンビリ楽しむのもいいなあと思った。参加の皆さんありがとうございました。