晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

大峰 葛川 平水時にリベンジ&検証 2016.08.20

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真夏の水泳大会

<メンバー> 山仲間 3人

<山域、形態> 大峰 沢登

<コース> 東野トンネル西P(6:40)~葛川入渓(6:50)~大渡(9:50)
    ~昼食(10:40~12:30)~一の滝(13:10)~二の滝(14:00)
    ~下葛川集落(15:10)

<天候> 晴れ

 お盆明けも暑い夏が続く。たまには足のそろったメンバーで難関に挑戦しようとサークルを離れて久しぶりの個人山行。行先は大峰の名渓、立合川に決めた。ただ、標準2泊3日の沢に1泊2日で臨むというちょっと挑戦的な計画。

 深夜、車を走らせて集合場所に向かう。天気予報は夜半に雨が降ると言っている・・・。未知のゴルジュ沢で夜に雨が降られるかと思うと急に怖気づいてしまった。既に集合場所に来ていたmichi君、Sさんと相談し、日帰り沢2本に変更する事に。まず初日は7月に事故を起こしてしまった葛川に行って見る事に。平水時の難易度と事故現場をもう一度確認しておきたかったので丁度いい。

 遡行終了点に車をデポし、東野トンネルの西側からスタート。水量は平水というよりも渇水状態か、普段よりも数十センチ低いようだ。もちろん泳いでラクラク進んで行ける。



 前回は見る事も出来なかったS字淵。なかなか手強いが水流を上手く読んで突破。水量が少ないせいか思ったよりもスムーズに抜ける。なかなか面白い。


 小滝を越えるとゴルジュは終わり、開けた地形になる。前回の事故現場だ。件のメンバーが引き込まれた岩を見ると上部が張り出していて岩の下に引き込まれるようになっていたのが判る。当時は写真の胸ぐらいまで水位があっただろうか。改めて増水した谷の恐ろしさと自分の無謀さを認識する。





 検証、確認が済んだらのんびり進んで行く。傾斜がゆるい谷なので滝はほとんど出てこない。河原歩きと淵の泳ぎを繰り返す。michi君、Sさんは今釣りに嵌っているので二人が竿を出している間はのんびり昼寝をしながら遡行していく。



 ミニナイアガラと呼ばれる小滝を超え更に泳いでいくと中間地点にかかる橋の下を潜る。この辺りは集落がある。下流の水質が若干気になるのはそのせいか。






 大渡の辺りでものんびり竿を出す。michi君、Sさんも小さいながら獲物をゲットしたようだ。私も釣りを覚えようかな。


 長い昼食の後、遡行再開。後半もすばらしいゴルジュが続き、相変わらずの水泳大会。いい加減腕が疲れて来た。



見事なゴルジュ(動画)

 やがて一の滝が現れる。淵を泳いで対岸に渡り、右の凹部に上陸して突破。そしてその上にはびっくりするほど大きな二の滝が現れた。今までの窮屈な感じから一気に明るくなってその変化に驚く。二の滝は右から巻く。





 下葛川集落が見えたら遡行終了。デポ車でスタート地点に戻り、湯ノ口温泉で汗を流し夕食も楽しむ。泊まりは温泉の目の前の河原がちょうどいいキャンプスペースになっていたので、車中泊。なんだか夏のバカンスみたいにのんびりした1日だった。たまにはこういうのもいいなあ。