晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

沢登りのパートナー

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金木戸川 小倉谷 両門の滝

今や空前の山ブーム。私が山を始めた15~16年前はいわゆる中高年と呼ばれる年代の方が多かったが、最近は若者の姿も山でたくさん見かけるようになりました。

ハイシーズンともなれば、まず駐車場に車を停められるか?テン場が確保できるか?が心配になってくるほど有名山岳は大混雑です。

でも、沢登りの世界はまだそのムーブメントの影響は受けていないようです。天気の良かった山の日(8月11日)、沢の世界では超メジャーな金木戸川小倉谷で出会ったパーティーは一つ(二人)だけでした。

山の世界でもまだまだ少数派の沢登り、一番の悩みは一緒に行ってくれるパートナー(メンバー)を得る事ではないでしょうか。

いろいろ世間をみていますと、

①沢好きが集まっている山岳会に入る
②WEB上で仲間を集める
③自前で育てる

といった方法があるようです。

私も沢を始めた頃いろいろ悩みましたが、これまでの経緯もあって③、自分の所属する会のメンバーを沢好きに育てる事を選択しました。

毎年のように初心者を連れて、元越谷や石谷川に行き、ちょっとずつレベルアップを図ってきました。

その甲斐あってか、2泊の3級沢までは会山行で実施できるまでになりましたが、生粋の沢屋(雪の降る季節以外は沢に行く)に育てるのは難しいです。

今まで沢に連れて行った人数は30人は下らないでしょう。その中で現在、私のチャレンジ沢に一緒に挑戦してくれるメンバーは1~2人。

これを少ないと思うのか、いるだけでもありがたいと思うのかは意見が分かれる所ですが、自分がバリバリに挑戦できる時間があとどれ位残っているかを考えると、今のままでいいのかな~なんて考えてしまいます。

自分は恵まれていれ贅沢を言っているのでしょうけど、最近ふと、そんな事を考えてしまいました。