晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

飛騨 沢上谷 新緑の観光ナメ沢探訪 2016.06.12

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箕谷大滝

 

<メンバー>
サークル 11人

 

<山域、形態>
飛騨 沢登

 

<コース>
県道89入渓(10:10)~五郎七郎谷(11:00)~岩洞谷(12:00)~箕谷大滝・昼食(12:50~14:00)~林道(15:20)

 

 

 梅雨入り前の貴重な晴れ間を使って飛騨の観光沢、沢上谷(そうれたに)を訪れる。沢の楽しさを多くの人に知って貰う初級者向けの企画。思惑どおり11人のメンバーが集まった。

 

 神岡から上宝村に入り県道89号から入渓。優しい流れに緑が光ってとても美しい。遡行もそっちのけでいきなり遊びだすメンバー達。

 

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入渓後、いきなり遊びだすメンバー

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緑が美しい

 

 右岸の支流を登り五郎七郎滝を訪れる。結構な傾斜でフリクション頼みで急なナメを登ると目の前に五郎七郎滝が現れる。水量は少な目で滝といえるかどうかわからないが岩の曲線は独特で美しい。

 

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ナメを登って

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五郎七郎滝で大ノ字

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五郎七郎滝で記念撮影

 

 滝見物が終わったら再び本流に戻って遡行再開。ゆったりとした流れでのんびりと歩いていく。今日は沢登りではなく沢歩きだ。でもなんでもない所で転ぶEDちゃんのようなメンバーもいるので油断は禁物。

 

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何でもない所でこけるEDちゃん

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緑したたる

 

 さて次なる見どころは岩洞滝。これも五郎七郎滝同様、右岸の支流を遡る。下部が抉れて大きくハングした直瀑、まさに岩洞滝だ。滝に打たれるTよっさん、何かしなければ気が済まないたちなんだろう。

 

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 岩洞滝に打たれる

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空から降り注ぐ滝

 

 三度本流に戻ってしばらく遡るとこの谷最大の箕谷大滝。今までの穏やかな流れからは想像もつかない落差だ。ちょうど時間も押してきたので滝を眺めながらのんびり昼食。まだソウメンは寒いと思ったので今日は釜揚げうどん。

 

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滑~

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箕谷大滝

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お昼はうどん

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箕谷大滝で記念撮影

 

 箕谷大滝の巻きは左岸の立派な作業道まで詰める。ロープの設置してあるところから急降下していくとドンピシャで滝の落ち口の少し上に。ここから上流のナメは車でも走れそうなほどの平坦な流れ。これは一見の価値ありだ。
 

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巻きは立派な作業道で

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車が走れそうなナメ

 

 二俣の所でスライダーに適した場所があったので、みんなでスライダー遊びに興じる。何の躊躇も無く滑りだすEDちゃん、Mっちゃんとは対照的にビビリのTBっちは滑る前に半泣きになっている。全然怖くないのに。

 


スライダー遊び
 

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スライダーに興じる

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さっぶ~

 

 一通り遊んだら右股に入り、ナメを歩いて林道に出たところで遡行終了。デポ車で車を回収し、今日の山行は無事終了。
 

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ナメを登って

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林道で終了

 

 下山後は渋い恵比寿の湯で汗を流して解散。参加の皆さんお疲れ様でした。

 

 沢登としては物足りないかもしれないが、不思議なナメは大滝は一見の価値あり。まだそれほど暑くない新緑か紅葉の季節がお勧めかも。