晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鎌ヶ岳 雨の登山講習会 2016.04.03

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  ガスでも歩きます

 

<メンバー> サークル 18人

 

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

 

<コース> 鈴鹿スカイライン(8:00)~三口尾根取り付き(8:25)~三口尾根
    ~県境尾根(10:05)~鎌ヶ岳(10:30~12:00)~三口谷分岐(12:35)
    ~犬星滝~長石谷鈴鹿スカイライン(14:25)

 

<天候> 曇り、山頂は雨

 

 今日はサークルの登山講習会、いつもの山行とは違って勉強的な事をやろうという主旨に18人のメンバーが集まった、心強い。

 

 今日のテーマは、地図読みと負傷を想定したシミュレーション。18人を3班に分けてそれぞれ別コースで鎌ヶ岳に集中登山、下山も別コースとし、どれか一つの班で負傷者が発生したという想定で、応援、自力搬送訓練の予定だ。

 

 くじ引きで班分けを行い、鈴鹿スカイラインからそれぞれスタート。私のB班は三口尾根(打越日向尾根)から県境尾根を辿って鎌ヶ岳山頂に向かうコース。まあ、難易度は低い方だろう。

 

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スタート地点で現在位置の確認(これが大切)

 

 昔よくだどった三口谷への道を歩き、大堰堤を越える。地図とコンパスで方向を確かめる方法を説明するが、三口尾根の取り付きには明瞭な踏み跡とテープがあり、あまり訓練にならない。

 

 

 

 

 高度を上げるにつれてガスが濃くなってくる。どうやら雲の中に突っ込んでいるようだ。乏しい視界の中で地図とコンパスと睨めっこ。現在位置を確認しながら頂上を目指す。

 

 

 

 武平峠からの道に合流し、新しく出来た巻き道を利用して鎌ヶ岳山頂に飛び出す。どうやら一番のりだったようだ。山頂は雨、風があるのでツエルトに包まって他のメンバーを待つ。初めてツエルトを広げたメンバーもいたので、いい練習になったようだ。

 

 

 

 

 

 

 ツエルトの中で昼食を済ませる。最長の馬の背尾根を辿るC班が予定時刻になっても登って来ない。ん、本当に遭難したか?と思い携帯電話を確認すると、何件か着信が入っていた(気づかなかった)。電話で状況を確認すると渡渉でドボンやらルートを見つけるのに苦戦したりでタイムオーバーらしい。安心してみんな下山にかかる。

 

 

 下山ルートはC班が登って来る予定の犬星の滝から長石谷のルート。途中でC班のツエルトを発見し、ルートの情報をもらう。犬星の滝の巻き道もすんなり見つかり、後はひたすら長石谷を下る。イワウチワはこれから咲いてくるだろう。

 

 

 

 

 雨なので負傷者救出訓練は中止。下に降りると雨は止んでいた。やっぱり雲の中だけだったか。全員で集合写真を撮って登山講習会は終了。全部のメニューは消化できなかったけど、いい勉強になった。やっぱり訓練は悪条件でした方が為になる。参加の皆さんお疲れ様でした。