熊野灘を眺めてノンビリ
<メンバー> サークル 8+1人
<山域、形態> 伊勢 ハイキング
<天候> 曇り
少しネットで調べてみたけど、地元の人たちの気持ちもわからなくも無い。誰だって自分の生活の場を「明日から世界遺産になるので、○○禁止、××はしないでください」と言われると腹が立つと思う。そして、世界遺産になったというだけで押し寄せる観光客(我々も含めて)の姿勢も「何だかな~」と思わざるを得ない。
茶屋跡を過ぎ、どんどん高度を上げていく。さすがに伊勢路一の難所と言われるだけはあるほどの急登り。Uちゃんのマイペースに付き合ってのんびり歩いていたが、時間が気になるリーダーは気が気じゃなかったかもしれない。(申し訳ない)
2時間半程で熊野灘が見渡せる広場のような場所にでた。桜の名所として整備されているようだ。空は薄曇りで昨日のような青空は見えないが水平線を眺めていると雄大な気分になってくる。ここで車回収班は先行して進むことになったので我々はのんびり行く事に。
広場から八鬼山山頂はすぐだった。そこから下って行くと古びた建物が現れる。荒神茶屋跡とある。昭和の初め頃まで茶屋として機能したいたらしい。昔の旅の風景を想像しながらい石畳の道を下って行く。
八鬼山越えは難所だったらしく、道のあちこちに石仏がある。地元の人たちも行き倒れた人を供養する習慣があったようだ。ここを多くの旅人が行きかっていたほんの100年程前の事を考えながら歩いていたら、尾鷲の発電所がどんどん大きく見えてきた。
町にでたら熊野古道センター(ちょっと用途不明の立派な施設)で車回収班を待ちながら昼寝。みんなと合流したあとは近くの食堂で海鮮丼を食べて解散。最後まで食べてばっかりかな。
いつものハードな山行とちがって旅するようにノンビリ歩いて美味しい物を食べて、本当に慰安旅行のような二日間でUちゃんも大満足。参加のみなさん、ありがとうございました。