晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鹿島槍ヶ岳 幻のプレ冬山合宿② 2015.11.22

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またしてもガスの中

<メンバー> サークル 8人

<山域、形態> 北アルプス ハイキング

<コース1日目> 冷池山荘(6:15)~布引山(7:20)~鹿島槍南峰(8:25)
      ~布引山(9:25)~冷池山荘・撤収(10:00~10:45)~冷乗越(11:00)
      ~高千穂平(12:30)~西俣出合(13:55)~大谷原(14:55)

<天候> 曇り

 心配した風も無く、この時期にしては暖かい?夜だったので快適に眠る事が出来た。厳冬期用シュラフのメンバーは暑くてはだけてしまったらしい。暗いうちから準備を始め、何とか6時過に出発準備が整った。


 しかし、またしてもTBっちが体調不良で留守番。なかなか高所に慣れないなあ。仕方が無いので7人で鹿島槍に向かう。


 空はどんよりと曇り、昨日より風が強い。まだ鹿島槍の山頂は見えているが空を覆う雲と雲海に挟まれた雲の隙間は何だか暗い。太陽もいつ登ったのか分からないくらい。





 布引山を超えた辺りでガスが下りてきて山頂をすっぽりと覆ってしまった。うーん、前回来たときも鹿島槍はガスガスだったので今回はと思ったんだけど・・。






 ガスの中に突入したら視界は20m程。足元しか見えない状態でいつの間にか鹿島槍ヶ岳(南峰)に到着。最初、インナーグローブだけで歩いていたメンバーの手が冷え切ってしまったので急いで下山する事に。




 もう見る物は無いので急いでテン場に戻り、テントを撤収して赤岩尾根を下る。少し高度を下げると寒さも和らぎ、後は我慢の激下りのみ。雪の無い道を冬靴で重荷を背負って下るのはかなりきつかった。また足の爪が死んでしまったかもしれない。


 今回のプレ冬山合宿。雪が無いおかげで歩荷訓練になってしまったが、はたして雪があったら我々の実力で予定のコースを行けたかどうか。でもテント泊もいい経験になったし、まずはOK。後は雪がいつ降るかだけだなあ・・。

終わり