晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

南紀 栂谷 暖か南紀の沢で2015年沢納め 2015.11.01

イメージ 1

見上げるようなヤケベ岩

<メンバー> <メンバー> サークル 5人

<山域、形態> 南紀 沢登

<コース2日目> 栂平橋(9:00)~ヤケベ岩(10:15)~ガンガラ滝(11:15)
      ~烏帽子岩(13:00~14:00)~烏帽子山(14:10)~俵石(15:10)
      ~栂平橋(15:50)

<天候> 曇り

 11月上旬、飛騨のナメ沢で紅葉を楽しもうと思ったが何やら寒気がやってくる予報。この前の西横川が寒すぎた記憶があるので暖かい南紀のナメ沢に変更する。行き先はメジャーな観光沢、栂谷。ここならみんな楽しんでくれるに違いない。

 例によって高速道路が延びたお陰で南紀も十分日帰りエリア。一気に新宮まで下り、熊野川から高田川沿いに進んでいく。栂ノ平橋から入渓。

 最初は平凡な渓相だが直ぐに栂ノ平滝が現れる、優雅な曲線を描くナメ滝に歓声が上がる。ラバーシューズではペタペタと登って行けるが唯一フェルトのYまさんはスリップ。季節はずれのウォータースライダーを楽しむ羽目に。



http://art1.photozou.jp/pub/433/115433/photo/231344830_org.v1449666165.jpg
季節外れのスライダーを楽しむYまさん

 ちょっと寒いかなとも思ったがさすがに南紀、気温は高く快適な沢日和。ヤケべ岩の絶壁の高さに驚き、次々に現れるナメ酔いしれる。ただ、やはり水量ガ少ないのが残念だ。この10月の少雨はちょっと異常だなあ。




http://art17.photozou.jp/pub/433/115433/photo/231344862_org.v1449666204.jpg
見上げ過ぎてひっくり返ってしまった



 ガンガラ滝を滝身の右から越えると、再びナメ滝がどんどん現れる。水が枯れてから傾斜が急になり一息の登りで烏帽子岩に到着。見晴らしのいい岩の上でノンビリ昼食を取る。岩の上から那智大社門前町、遠くは太平洋が見える。







 下山は烏帽子山(新百名山?)を越え、俵石の集落跡に向かって降りて行く。俵石の集落跡は石組の棚田が植林に覆われてなんだか不思議な風景。洗濯機の残骸が残っているのを見ると比較的最近まで人が住んでいたのだろう。しっかりと残っている石畳を見ると何だか熊野古道みたいだ。




 栂ノ平橋に戻り今日の山行は終了。近くの温泉で汗を流し、新宮、熊野経由で名古屋に戻る。途中の道では早物のみかんがたくさん売っていた。

 2015年の沢〆となる今回の遡行、やっぱり南紀は暖かく、まだまだ沢いける?感じだったがとりあえずこれで終了。今年もたくさんいい沢にいけました。ご一緒いただいた皆様ありがとうございました。