晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿セブンマウンテン縦走① 大貝戸~藤原岳 2015.04.10~11

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雲海に浮かぶ鈴鹿山脈

<メンバー> サークル 7人

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

<コース> 4/10 大貝戸登山口(22:00)~藤原山荘(24:00
     4/11 藤原山荘(5:30)~藤原岳(5:45)
    
<天気> 雨のち曇り

 所属しているサークルの名前は「鈴鹿ハイキング倶楽部」。鈴鹿山系を中心に活動する登山サークルだ。創立10周年記念企画では鈴鹿大縦走と称して最北端の霊仙山から最南端の油日岳まで分割で縦走を行った。

 そして今回の企画は鈴鹿セブンマウンテン(藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、雨乞岳、御在所山、鎌ヶ岳、入道ヶ岳)の7座を一筆書きに縦走しようというもの。まさに鈴鹿ハイキング倶楽部の名に相応しいだろう。

 世の中には24時間で歩ききる猛者(変態)もいるようだが、凡人の我々は金曜夜発の2泊で計画した。コースタイムの合計は24時間を超えるハードコースに7人ものメンバーが名乗りを上げた。

 また、サークルの企画としては一部のメンバーしか参加できないのは面白くないので、縦走しないメンバーにもサポート隊として、中間地点での食事の提供、テントの運搬などをして貰うことにした。したがって縦走メンバーはシュラフなどの個人装備だけで歩く事が出来る。まるで大名登山、これなら余裕で完走できる。この時はそう思っていた。

 出発の金曜日は生憎の雨模様。続く土日は天気は回復する見込みなので決行する事に。行程としては藤原山荘に登って寝るだけなので雨の中でも大丈夫だろう。メンバーが仕事を終えて集合出来たのは21時半、出発は22時になってしまった。


 雨は思ったよりも強い。雨の中休憩しても濡れるだけなのでノンストップで藤原山荘を目指す。ペースは調整したつもりだが自分の汗と雨で服はびしょびしょに濡れてしまった。何とか日付が変わる頃に小屋に着けたが、濡れた服による寒さで満足に眠れないメンバーもいたようだ。この事が後で大きな影響を与えてしまう・・・。


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藤原山荘2階、予想以上に寒くてつらい

 翌朝は4時起床の5時半出発。心配していた雨もあがり何とか縦走は継続できそうだ。藤原山荘前で記念撮影のあと、藤原岳(展望丘)へ。雲はまだまだ残っていて、鈴鹿山系がなんだか雲海の上に浮かび上がっているようだった。


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さあ、セブンマウンテン制覇に向けて出発




続く