晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御在所 藤内沢3ルンゼ 雪上訓練(再) 2015.02.21

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フランケ下の氷柱で、今年は雪が多い

<メンバー> サークル 8人

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

<コース> 蒼滝P(8:20)~鈴鹿スカイライン(8:50)~藤内沢出合(10:10)
    ~藤内沢3ルンゼ~御在所山上公園(12:45~13:25)~藤内沢3ルンゼ
    ~藤内沢出合(14:50)~鈴鹿スカイライン(15:40)~蒼滝P(16:10)

<天気> 晴れ

 今年の冬の目標は西穂高岳。その訓練の為に藤内沢→麦草岳とステップを踏んで経験値をアップする予定だったが、先週の藤内沢はアプローチのトラブルで中止・・・。今週の麦草も天候の関係で山に行けるのは土曜のみ。仕方がないので先週できなかった藤内沢でもう一度アイゼン、ピッケルの練習だ。

 未経験者3名を含む8名で蒼滝Pを出発(先週の反省を踏まえる)。RW駅の横を抜け、裏道で藤内沢出合を目指す。天気は最高で雲一つない青空が広がっている。藤内小屋ではおじさんが日向ぼっこをしていた。



 思ったよりも順調に藤内沢出合に到着。土曜日だが先行者のトレースはありそうなのでひと安心。テスト岩でアイゼン、ハーネスを装着し準備を整える。藤内沢では今年に入って死亡事故も起きているので緊張する。メンバーに注意事項を説明しいざ出発。



 藤内滝は左から巻く。トラバース道は事故があった場所なのでFIXロープを張るが、肝心の所でロープが足りなくなる・・。何とか全員無事トラバースをしほっとする。


 藤内滝の上からはとりあえず一安心。フランケ下の氷柱で記念撮影。今年は雪が多くて蝙蝠滝下の段差も雪で埋まっている。おかげでピッケルを使わず普通に歩いて登れてしまった。ちょっと拍子抜け。




 あとはひたすら急登していくのみ。途中、2ルンゼのマイナス滝を見学に行く。アイスクライマーが取りついていた。





 3ルンゼは樹氷の華盛。訓練らしい訓練も出来ないままあっさりと登れてしまった。最後は少しだけ氷の上を歩いて山上公園に抜ける。今日は鈴鹿全部が晴れ渡っており、御池岳も青空の下輝いていた。







 ポカポカ陽気の下で昼食を摂り、下山も藤内沢を下る事にする。急斜面の下りは慣れないと緊張するが、みんなしっかりと歩いていた。少しは練習になったかな。


 藤内滝のトラバース路は気温が上がって雪が崩れてしまったので尾根を乗り越して迂回をする。ある意味ここが核心部だったようだが、後続の人は滝下に積みあがった雪の上をそのまま下って来ていた。そういう手もあったか)


 雪が多くて思ったよりも簡単に登れてしまった藤内沢。訓練まではいかなかったけど、アイゼン、ピッケルに慣れる事は出来たかな。なかなかレベルアップというのは難しい。参加の皆様お疲れ様でした。