晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御在所 藤内沢 少し早目のアイピケ練習  2014.12.27

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  3ルンゼの氷はこんな感じ

 

<メンバー> 山仲間 2人

 

<山域、形態> 鈴鹿 バリエーション

 

<コース> 鈴鹿スカイライン(8:50)~中道~裏道分岐(9:10)~裏道
~藤内小屋(9:40)~藤内沢出合(10:00)~藤内沢~3ルンゼ
御在所山上公園(12:40~13:15)~中道~鈴鹿スカイライン(14:50)
<天気> 晴


 今年は暦の関係上、仕事納めが少し早く27日にはフリー(?)の休日が出来てしまった。こんな年末のバタバタした時期に付き合ってくれる人は・・、一人いたので二人でアイゼン、ピッケルの慣らしを兼ねて藤内沢へ出かける。

 

 湯の山温泉奥の駐車地までは積雪もなくスムーズに車で上がれる。スカイライン上にも目立った積雪は無し。今日は中道から裏道を抜けて藤内小屋まで向かう。中道途中の通行止め(割り堀がひどくなっているところ)は解除されていた。

 

 藤内小屋を通過し、藤内沢までは1ピッチ。結構汗をかいてしまった。藤内沢へは幸い先行者のトレースもあり、何とか行けそうだ。テスト岩の前でアイゼン、ハーネス、ヘルメットを装着。気分が引きしまる。

 

 藤内滝を巻き、そのうえのチムニー状をピッケルアイゼンの使い方を確認しながら登っていく。今回が実質初ピッケルのYっさんは雪に打ち込んだピッケルが信用できず苦労している。

 

 フランケの氷柱はまだまだ発達途中だが結構な太さになっていた。その上の蝙蝠滝下の段差ではテスト岩で我々を追い抜いた単独男性が苦労している。

 

 先に上がらせてもらい、Yっさんをロープで引っ張りあげる。続いてその男性に補助しましょうかと声をかけようと思ったらあっさり登ってこられた。聞けば今年で76歳!すごいな~。この男性は先行され、その後追いつくことは無かった・・・。

 

 難所を超えたら後は急斜面を登って行くだけなのでYっさんに先行してもらう。時々、ステップを踏み抜いてプチラッセルにモガク場面もあったが、順調に高度を上げ、3ルンゼに到着。氷は立派に発達していたが、今日はアイスクライミングしている人はいなかった。

 

 御在所山上公園は青空に樹氷という最高のロケーション。昼食の後、写真撮影を楽しみながら中道で下山。さくっと終わらせるつもりだったがたっぷり楽しんでしまったようだ。

 

 急きょの誘いに載ってくれたYっさんと最高の天気(と、送り出してくれたUちゃん)に感謝の実質的な登り納め。いい山行になりました。