晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御池岳から藤原岳 鞍掛峠開通記念縦走   2014.11.30

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ボタンブチからの絶景

<メンバー> サークル 5人

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

<コース> 鞍掛峠P(7:45)~鈴北岳(9:10)~風池~ボタンブチ(10:05)
    ~丸山(10:25)~P1241~真の谷テン場・昼食(11:25~12:05)
    ~白船峠(12:30)~頭陀ヶ平(12:55)~天狗岩(13:40)
    ~藤原山荘(14:05)~大貝戸(15:45)

<天気> 晴れのち曇り

 国道306号が2年ぶりに開通したので様子見がてら三重県側から御池岳に行く事にした。

 ゲートから車で登って行くと2年前の豪雨で破壊された道路はきれいに復旧されていた。しかしコグルミ谷登山道は通行止め、付近の駐車スペースも閉鎖されていた。鞍掛峠の駐車場は既に9割方埋まっていたが何とか滑り込みセーフで車を止める。準備をしているとキノコ探しに行くというヒグラシさんと遭遇。

 鞍掛地蔵までの道は植林の中の急登。今日は歩けるメンバーなので自然にスピードが上がってしまう。鞍掛地蔵からは気持ちの自然林(といっても葉は落ちてしまっているが)の尾根歩きを楽しむ。




 鈴北岳手前の急登をこなし、鈴北岳の頂上に上がると広々とした展望が広がる。日本庭園には散策する人の姿が、北を眺めれば鈴ヶ岳の向こうに琵琶湖が見える。




 ここからは今年山を始めたというメンバーを先頭にちょっと登山道を離れて歩いてみる。まずは日本庭園を横断しテーブルランドの西の淵を回って風池に向かう。苔むしたカレンフェルトを見ると御池に来たな~という気分になる。



 雨が少なかったせいか風池は気持ち小さくなっていた。杣人さんに挨拶をし、ボタンブチへ向かう。空気が澄んでいるせいか、ボタンブチから琵琶湖がほんのすぐそこに見えた。



 今日は御池岳が初めてというメンバーもいるので丸山経由でP1241に向かう。丸山は何の変哲も展望も無いピークなので初めてのメンバーは大層がっかりしていた。




 P1241からはダイレクトに真ノ谷のテン場に下りて行く。途中、キノコを探しながらキョロキョロ歩いたけど見つからなかった。そう簡単にいかないもんだなあ。真ノ谷のテン場は大雨の影響か大きな溝ができていてかなり荒れていた。シカが増えすぎたせいか、鈴鹿の山の荒廃が進んでいるような気がする。


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真の谷のテン場、かなり荒れている

 テン場で昼食を摂った後、トラバース道を使って白船峠まで登る。ハリマオさんの道標はいつの間にかなくなっていた。稜線の木々にはナメコが生えていたが大半は取られた後だったので、今回は見るだけにする。


 頭陀ヶ平の鉄塔の辺りまで来るとガスがかかり始めた。そうなるとあとは黙々と歩くだけ。途中立ち寄った天狗岩も展望なし




 藤原山荘が近づいてくると何やら声がする。見ると岳連のみなさんがケルンを作っている。藤原山荘のトイレ整備に来ている方々が登山道整備もされているようだ。本当にいつもご苦労様です。




 展望丘には寄らず、表道からスタスタと大貝戸まで下る。何とかヘッデンのお世話になる事なく下山することができた。


 冬山に向けてのトレーニングの積もりの山行だったが思ったよりもすんなり歩く事が出来た。やっぱり養老縦走のトレーニングが効いたかなあ。参加のみなさんお疲れ様でした。