晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 愛知川支流不動谷 沢登り 鈴鹿の秘沢から黒尾山へ 2014.10.25

この谷唯一の?滝

 

<メンバー>
山仲間 5人

 

<山域、形態>

 

<コース>
蓼畑(7:50)~R421~P273不動谷入渓点(8:20)~不動谷~不動滝(9:40)~黒尾山(12:00~12:30)~無名谷下降~杠葉尾(14:30)~R421~蓼畑(15:00)

 

 今回は久しぶりにmichi君プロデュースの鈴鹿マイナー沢探訪。今回は滋賀県側愛知川支流の不動谷との事。「鈴鹿の山と谷2」には2ページに亘って遡行図が掲載されているという。どんな谷なんだろう。

 

 今回のメンバーはmichi君とmichi君のクライミング仲間のM屋さん、EちゃんにTっちゃん。M屋さんとは初めての遡行だ。よろしくお願いします。

 

 蓼畑の郵便局の近くに車を遠めて国道421号をテクテク歩いて入渓点まで。猛スピードで走り去るトラックが怖い。

 

最初は国道歩き、トラックが怖い

愛知川、すぐ下流永源寺ダム

 

 入渓点は永源寺ダムのバックウォータに入ってすぐ、大瀧神社の手前の橋だ。橋から眺める谷は藪がうっそうとしており、いかにも鈴鹿のマイナー沢って感じ。それでも歩きだしてみると小滝もあり、ミニゴルジュもあり、それなりに楽しめる。やっぱり沢はいいなあ。

 

不動谷の入口、うっそうとした感じ

小滝が現れて

ミニゴルジュ

 

 やがて滑も現れていい雰囲気になってくるが、水は少なくチョロチョロといった感じ。そのうち、この谷唯一の立派な滝が現れた。michi君は余裕でしょうとハーネスなしで取り付いて、やっぱり厳しいと途中でハーネスを装着。谷をなめたらいけませんね。最初の躓きがきっかけでなんだかゴチャゴチャしたロープワークになってしまった。でも何とか通過。

 

ナメもあるが

基本、水はチョロチョロ

岩は黒く、暗い感じ

この谷最大の滝、不動滝?

ハーネスなしで取り付き、進退窮まる

まあ何とかクリア

 

 段々傾斜が立ってきたら程なく水が涸れる。仕方がないので右側の傾斜の強い尾根に取り付き、ひいひい言いながら黒尾山まで登る。鈴鹿はずいぶんと歩いたつもりだけど黒尾山は初めて。

 

傾斜がたってきた

まだそこそこ楽しめる

水はずいぶんと少ない

尾根に取り付く

黒尾山

 

 山頂付近の日当たりのよい場所で昼食を取ったら下山開始。下山も谷ルートを取るのが沢屋のマナー。懸垂する程の悪場もなく、スムーズに下降できた。下流部では植林の間に立派な石垣が、昔、杠葉尾集落がもっと大きかった時の名残りかもしれない。

 

帰りも谷を下る

難しい箇所は無い

石垣、昔の集落跡か

 

 再び国道をテクテク歩いて蓼畑まで。マイナー沢だけど結構楽しめました。企画してくれたmichi君、御一緒してくれた皆さんありがとうございました。

 

今回のコース