晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

知らない間に行方不明者にされてしまった?

登山の遭難事故は他の事故に比べセンセーショナルに報道される傾向があると思っていますが、そんな中で気になるニュースが・・・

引用
6日に岐阜県高山市沢登りに出掛けたとみられる男女5人のグループが行方不明になり、7日朝から警察が捜索していましたが、先ほど発見し、5人の無事が確認されました。

 6日午後9時30分ごろ、高山市高根町のキャンプ場の管理人から「5人の利用客が車を置いたまま帰ってこない」と110番通報がありました。警察によりますと、行方が分からなくなっていたのは、東京都の30代の男性を代表として届け出ている関東地方から来たとみられる男性4人と女性1人のグループでした。このグループは、キャンプ場の管理人に「近くの谷で沢登りがしたい」と言って行き先を告げずに出掛けていました。警察の調べでは、グループはテントを担ぎ、沢登りの格好をしていたということです。警察は、遭難の恐れがあるとみて、7日午前8時半ごろからヘリを飛ばすなど捜索を続けていましたが、先ほど5人全員を発見しました。
引用終わり

 遭難、よく通報してくれました。と一瞬思いましたが、6日に入山しその日の午後9時30分に通報されていますね。通報したキャンプ場の管理人もテントを担いでいると認識しているのだから、何でその日のうちに通報したんでしょうか。(入山時のやり取りで何かあったのかもしれませんね)

 しかし、このパーティーの人達も気の毒ですね。予定通り下山していたらヘリが飛んできて「行方不明者発見」なんて言われた日にはびっくりです。

 この人達は遭難していないといって自力で下山したそうです。(当然)

 まあ、2010年の奥秩父での沢登り4重遭難以降、世間一般には「沢登り=超危険なレジャー」 という図式が成り立っているのかもしれません。ので、お節介な人が過剰に反応するのも無理はないと思います。

 しかし、こんな些細なトラブルで沢登りのイメージを悪くしない為には、登山届などはしっかり出さないといけないなと思いました。(林道に車が停めっぱなしにしてあれば何かあったかなと思われても無理無いですね)
 

 みなさんも気を付けましょう