晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

蛇谷から竜ヶ岳 爽やか新緑沢登り 2014.05.11

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太陽にきらめく流れ

<メンバー> 山仲間 3名

<山域、形態> 鈴鹿 沢登

<コース> 宇賀渓(8:30)~蛇谷出合(9:30)~蛇谷~遡行終了(14:05)
    ~竜ヶ岳(14:30~14:45)~金山尾根~宇賀渓(16:20)

<天気> 晴

 GWも終わったのでそろそろ沢モードに切り替えたいなと思っているが、諸般の事情でなかなかうまくいかない(今年はまだ2回)。
 5月の第2週にサークルの山行とメンバーの調整が上手くいったので、今年3度目の沢として宇賀川の蛇谷に出かける事にする。

 宇賀渓で不本意ながら環境協力金という名のボッタクリ金を払う(どう考えても有料駐車場への誘導・・一体何の権利があって金とるんだろう)。以前は地図を配っていたが今はそれも無し。何だか態度がでかいのは登山者が押し寄せるせいなのだろうか・・。


 登山道を魚止め滝まで進み、滝の上から入渓。ウォーミングアップがてら本流を進んでいく。今日は日差しが強いので花崗岩の谷は眩しい位だ。燕滝の所を右に折れて蛇谷に入る。
 

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まずは宇賀川本流でウォーミングアップ


 出合の大滝は定石どおり左のルンゼを登る。ここはいつ行ってもグズグズなので落石に注意が必要だ。少し登って木の根がつかめたらもう大丈夫。モンキークライムで落ち口まで登る。


 その上は五階滝という名の連瀑帯になる。明るい日差しを受け、滝もキラキラと輝いている。登山道から上の最初の7m滝は今回初めて直登する。ちょっとは成長しているなあ。




 水平廊下を過ぎても滝が次々と現れる。ちょっと高度感のある滝は練習がてらロープを出して登る。核心だったCS8mも良く見るとホールドが見つかり、簡単に越える事ができた。うーん、成長しているなあ。






 シャワーをしなければ越えられない滝も出てきたので、合羽を着こみ、ザックの防水チェック。日差しはきつくても水はまだ冷たいので、シャワーには相当覚悟がいる。

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シャワーで抜ける(防水チェック中)



 10m程の滝を左から巻き、傾斜のきついゴーロを登って行く。岩質が変わり黒い滝が出てくると谷はもう終盤で、程なく笹原の源頭部に飛び出す。



 手早く頂上まで行きたかったので早めに左の斜面に上がり、中道(横谷道)の登山道に合流する。頂上部は竜ヶ岳特有の素晴らしい景観が広がっている。



 頂上で写真を撮り合っている男女のグループをしり目に、同じく蛇谷を遡行してきた(途中で追い越した)若者パーティーと言葉を交わす。何と神戸から来られたらしい。沢愛好家にこういう若者が増えてくれてうれしいなあ。

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山頂には男女の若井グループが(山コン?)


 帰りはシロヤシオの蕾を偵察(いっぱい付いていた)しながら金山尾根で下山。あっという間に宇賀渓に到着した。アー楽しかった。



 今回、6回目の蛇谷。個人的にもそれなりに楽しめたが、何よりも同行してくれた二人が楽しんでくれた事が何よりうれしい。もっともっと沢好きが高じて、いつか大渓谷に一緒に行ってくれないかなあ・・。その内お願いしますね。