西穂独標 ロープウェイで日帰り北ア散歩 2014.02.01
<メンバー> サークル ５名
<山域、形態> 北アルプス ハイキング
<天気> 晴のち曇り
本当なら八ヶ岳に遠征予定だったが二日目の天気予報がどうも良くないので日帰りに変更。冬の高山へ日帰りでいけるとしたら・・と考え、昨年に引き続き西穂独標に行く事にする。
ロープウェイの始発に間に合うように到着したが、すでにロープウェイにはソコソコの行列。大半が中国系の旅行者だから驚きだ。それでも何とか始発のゴンドラに乗り込む事ができ、あっという間に標高２０００ｍの世界へ
ロープウェイ駅から見る西穂高の上には灰色の雲がかかり今日は(出かけてきて)失敗だったかなと一瞬考える。しかし、このまま戻る程でもないので気持ちを切り替えて歩き始める。
西穂山荘への道は樹林帯の中の雪の道。トレースはしっかりついているものの、雪がやわらかく手歩きにくい。なだらかなアップダウンから急斜面を登ると西穂山荘の少し上に飛び出した。
大きな雪ダルマの前で記念撮影をしたあと、アイゼンを装着し丸山に向けて歩き始める。丸山への道は風も穏やかで景色を眺めながらのんびりと歩いていける。空もだんだん晴れてきて、背後の焼岳、乗鞍岳が美しい。下に目をやれば上高地を流れる梓川が見渡せる。
急斜面のアイゼン歩行にふくらはぎが悲鳴を上げるが1時間半も歩けば独標はもうすぐだ。岩が混じる独標への登りは少し慎重さが必要。西穂山荘から1時間40分で独標に到着。
独標では信じられない事に風がぴたっと止み、最高の展望が楽しめる。正面に見えるピラミッドピークには頂上からの帰りであろう登山者が雪の斜面を下っている。のんびりと景色を楽しみ、写真を撮りまくる。西穂へのルートを眺め、来年はぜひ頂上まで行きたいねなんて話をする。(去年もしていましたが・・)
下山は焼岳、乗鞍を眺めながらののんびり歩き。西穂山荘で遅めの昼食を取ったらロープウェイ駅まで我慢の歩き。再びたくさんの外国人観光客に混じって新穂高温泉に降りたら3時を少し回ったところ。
あっという間に終わった山行だったが冬の高山が始めての人たちにとってはいい経験になったと思う。これで赤岳も問題なく歩けるだろう。皆さんお疲れ様でした。
