晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

木曽 御嶽山 三度目の正直でようやく山頂に 2014.01.24

剣ヶ峰から中央アルプス

 

<メンバー>
山仲間 2名

 

<山域、形態>
御嶽山 ハイキング

 

<コース>
おんたけスキー場~ゴンドラ~田の原(9:55)~八合目(11:15)~王滝頂上(13:00~13:25)~剣ヶ峰(14:00)~王滝頂上(14:30)~八合目(15:15)~田の原(15:45)~ゴンドラ~おんたけスキー場

 

 仕事のドタバタで久しぶりの休日出勤+夜勤なんてやったもんだからストレスが溜まってしまう。丁度天気が良さそうな金曜日に代休が取れたので疲れた体に鞭を売って山に出かける事にする。天気図を見ると移動性高気圧がすっぽりと日本を覆っていたので高山を狙う。運よくNちゃんが付き合ってくれる事になったので心強い。

 

 と行っても日帰りで行ける所は限られているので、ロープウェイを利用出来る御嶽山に行く事にする。道中のんびりしていたのでスキー場に着いたのはゴンドラの始発から30分遅れ。切符を買う時に最終は16時ですよと釘を刺される。平日のスキー場はまだ誰も滑っておらず、何だかさびしい雰囲気。

 

平日のスキー場はガラガラ

 

 ゴンドラに乗ってしまえばあっという間に田の原。(最初に御嶽に挑戦した時は強風でゴンドラが止まり、ゲレンデを2時間歩いて時間切れ)三笠山を回り込んでスノーシューを装着。御嶽山が雲一つない青空の中聳えている。

 

田の原から御嶽山

 

 平日にも関わらず先行者のトレースがあったので幾分かは楽が出来る。雪は思ったよりも少なく、今シーズンの寡雪は鈴鹿に限った事じゃないのが判る。大江観音、金剛童子を過ぎ、8合目の避難小屋で一息ついた後、アイゼンに履き替える。体調が悪いのか、空気が薄いのかやたら息が切れる・・。

 

大江観音

先行者がいる

金剛童子

 

 見上げると王滝頂上山荘が見えるが歩けど歩けど中々近づいて来ない。風は今のところ穏やかでうっすら汗ばむ程だがやっぱりペースが上がらない。振り返ると中央アルプスが美しい。富士見岩ではその名の通り富士山が見えた。

 

王滝頂上が見えた(遠い~)

富士山が見えた(写っているハズ)

中央アルプスが美しい

 

 結局、田の原から3時間かかって王滝頂上に到着。帰りのゴンドラの時間が少し心配だったが計算上は間に合うはずなので小休止の後、剣ヶ峰に向かう。ところが山頂部に出ると今までの穏やかさが嘘の様な強風が吹き荒れ、一気に体温が奪われる。細身のNちゃんは何度かよろめいて飛ばされそうだ。しかも肝心な時にアイゼンが緩みホウホウのテイで何とか剣ヶ峰に到着。

 

ようやく王滝頂上

剣ヶ峰へ続く八丁だるみ

噴煙(硫黄臭い)

ヤッター、剣ヶ峰

 

 2回の御嶽挑戦は強風のため、王滝頂上で引き返したが今回は何とか剣ヶ峰に立てた。頂上からは乗鞍岳北アルプス、白山がきれいに見渡せ、厳冬期の3000m峰らしい素晴らしい眺めだ。しかし、風が余りにも強いので写真を撮ったら早々に退散する。

 

剣ヶ峰から北アルプス

 

 帰りはゴンドラの最終時間との戦いで、休憩もほとんど取らず一気に下る。傾斜が緩む頃にはヘロヘロになっていたけど、ゴンドラに乗り遅れるとヘッデンでゲレンデをとぼとぼと歩く事になるので頑張る。なんとか2分前に駅に辿り着き、事無きを得た。

 

帰りは早い・・

 

 思いつきで行った今回の御嶽山だったが、天気にも恵まれ、無事山頂を踏む事が出来た。いい高地トレーニングにもなったかもしれない。Nちゃん、お付き合いありがとうね。