晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

山で減った体重がすぐに戻るのは何故か

 先日、加入している山岳共済(日本山岳救助機構)の「自救力アップ」という講習があったので、さっそく申し込んで聞きに行ってきました。
 
 内容は初心者向けの山歩き入門講座的なもの(必要な持ち物、地図の読み方、歩き方、休憩の取り方etc)で、期待していたセルフレスキュー的な内容ではありませんでした。ただ、一つだけ参考になる事を聞きました。それは山歩きする際の水分とエネルギーの消費についてです。
 
山歩きの際、消費する水分量の簡単な計算方法は

消費水分量(ℓ)=(体重+荷物)(kg)×5(g)×行動時間(h)÷1000

だそうです。なので、私が6時間歩いた場合の消費水分は
 
90×5×6÷1000=2.7ℓ
 
になります。
 
 しかし、日帰り山行の場合は真夏の低山でもない限り、飲む量は1~1.5リットルなので1日に1kgは簡単に減ってしまう計算になります。 ただしこれは水分なので、下りてから何か飲むとすぐに戻ってしまいます。
 
一方、消費カロリーはというと
 

 消費カロリー(kcal)=体重+荷物(kg)×5(kcal)×行動時間(h)

 
 これをさっきと同じように計算すると、
 
 
90×5×6=2700kcal
 
 結構消費しているな~、なんて思ってしまいますが、脂肪を1kg燃焼させるのに必要な熱量は7000kcalなので、普段と同じ食事をしていたとしても1kg痩せるには(脂肪を減らすには)3日位歩かなくては行けません。
 
 でも山から帰った後はご飯がおいしいのでついつい進んじゃいます。なので毎週のように山へ行っていても痩せないのは当たり前ですね。山から帰っても粗食で我慢すれば痩せるかもしれませんが、こればっかりは難しいです。
 
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       昨日の夜のキノコ鍋、最高でした・・・