晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 宇賀川 砂山周辺で沢登り 2013.09.28

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 御所谷の滝(隠れた遊び場が一杯)

 

<メンバー>
山仲間 3人

 

<山域、形態>

 

<コース>
宇賀渓(7:50)~御所谷F1(8:15)~御所谷遡行~登山道(10:40)~ソウスケ谷下降開始(11:10)~ソウスケ谷左俣下降~熊谷出合・昼食(12:00~12:40)~熊谷遡行~小峠(13:30)~長尾滝(14:00~15:00)~燕滝(15:20)~蛇谷F1(15:50)~登山道~宇賀渓(17:00)

 

 9月も終わりが近づいてきたが沢シーズンはまだまだ続く。今回の行き先は宇賀川周辺のマイナー沢探索。この辺りはmichi君に縄張りなので、彼の勧めコースを行くことにする。

 

 最初の登りは御所谷。宇賀渓のキャンプ場から見えている滝で見たことがある人も多いだろう。とりあえず取り付いてみるが2段目は手が出ないので遊歩道を利用して巻く。

 

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キャンプ場からすぐの御所谷F1

 

 直ぐに大きな堰堤が現れ、澱んだバックウォーターを超えると宇賀渓らしい白い花崗岩の美しい谷になる。深い釜はうまくへつって小滝をどんどん登っていく。難しいところはないが、1箇所、ハングした滝の巻きでロープを出した。(Eちゃんは階段状で余裕っていったのにボロボロで怖かった)

 

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すぐに堰堤

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バックォーターを過ぎるときれいな谷に

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もう泳ぐのはちょっと・・

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きれいな滝

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きれいな淵

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左側をロープを出して巻き

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上手くへつって

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きれいな斜瀑

 

 どんどん遡り、水が乏しくなったあたりで突然石組みの堰堤が現れた。よく見ると小さな支流のあちこちに同じような石組堰堤が見受けられる。辺りに林道は無いので全部人力で作ったものだろう、この辺りの人の生活と山との関わりはとても興味深い(御所谷という名前自体興味をそそられる)。水も枯れ、谷が行き詰った辺りで適当に斜面に取り付き、砂山への登山道へ上がる。

 

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古い石組

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古い石組(あちこちにある・・)

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左から巻いたかな

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また石組

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またまた石組

 

 砂山への登山道を西へ向かい、右から宇賀川からの登山道が上がってくる辺りでソウスケ谷の左股に降りる。ソウスケ谷右股は小滝が次々と出てくる面白い谷だったが、左股は平凡な渓相でロープを出すこと無く熊谷との出会いに出た。

 

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ソウスケ谷左俣下降

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全部クライムダウンで行ける

 

 熊谷はミニゴルジュがあり、それなりに面白い谷。うまくへつって上流へ進むと古い道型に合流し、最後は小峠に飛び出した。(石グレ峠のコンクリート関門三重県側)

 

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熊谷のちょっとしたゴルジュ

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ここの滝もきれい

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ゴルジュ、左の斜面をヘツル

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上から見ると高度感あるなあ

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熊谷の滝

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簡単な階段状の滝

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michi君、いっぷく

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小峠、旧国道を歩く

 

 小峠からは宇賀川本流沿いの登山道を歩いて長尾滝に到着。懸垂で下れるかと思ったが、30mロープ2本では厳しそうなので、巻き道(登山道)を使って滝下まで降りて休憩。本当にロープが届かないか試そうともう一度滝上に上がり、実際にロープを垂らしてみたがやっぱり届かないようだ。

 

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長尾滝、ロープ届くかな

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長尾滝、登るのも難しそう

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実際にロープを流すEちゃん(わからなかったが)

 

 長尾滝下でのんびり休憩した後は再び本流を下っていく。燕滝は巻き道が崩壊しているので、懸垂下降で滝下に降りる。

 

 最後のアトラクションとして蛇谷のF1の右側を登ろうとしたが、余り良く無かったのであっさりと左のルンゼで巻き。後は登山道をテクテク歩いて宇賀渓まで。駐車場に着いたら17時になっていた。

 

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燕滝懸垂下降

 


燕滝懸垂下降(動画で)

 

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蛇谷F1 右のバンドを狙ったが・・

 

 宇賀渓周辺は花崗岩の明るい谷でどのエリアでもちょっとした沢登りを楽しむにはちょうどいい。今回はお気楽沢でしたがお付きあい頂いたmichi君、Eちゃんありがとう。

 

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今回の地図