晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 神埼川 沢登り アカスギバ谷からサルハシ谷 チームMET始動! 2013.04.20

幻の?アカスギバ大滝

 

<メンバー>
山仲間 3人
      
<山域、形態>

 

<コース>
神埼川林道入口(8:20)~神埼川発電所(8:55)~無名谷(9:40~10:15)~アカスギバ谷出合(10:25)~アカスギバ谷・昼食含む~水木野(13:30)~サルハシ谷下降点(14:05)~サルハシ谷~アカスギバ谷出合(15:00)~神埼川林道(15:10)~神埼川林道入口(15:50)



 4月下旬になってようやくみんなのスケジュールが合い、michi君(I君)、Eちゃん、たろーのチームMETでの沢登りをする事が出来た。うーん、久しぶり!。

 

 今回もmichi君が「鈴鹿の山と谷」から探し出してきたマイナー沢。当たり沢か外れ沢か、当たるも八卦、当たらぬも八卦、鬼がでるか蛇がでるか。

 

 スタートの神埼川林道入口はゲートが締まり鍵がかかっていた・・。色々理由が書いてあるが、おそらくマナーの悪いキャンパーのせいだろう。地元の方の苦労も判ら無いでも無いが何だか残念。今日は長い行程でも無いので林道を歩く事にする。

 

ゲートの柵は閉じられている

しかも施錠・・

 

 いつもは素通りする林道を歩き、橋を渡って発電所の近くから入渓。この時期に神埼川に来るのは初めてだが、白い花崗岩の河原は明るく楽しい気分になって来る。やがて、泳がないと越えられない瀞場が出てきたので左から巻く。

 

明るい神埼川(愛知川)

神埼川発電所

飛び石も楽しい

最初の難関(さすがに泳げない・・)

 

 谷が大きくカーブしている所で右岸から小さな流れが入り込んできている。何にでも興味津津のEちゃんが覗きに行くと気持ちの良さそうなナメが続いている。放って置く手は無いだろうと言う事で少し登ってみる。

 

名谷の滝1

名谷の滝2

 

 ナメを3つばかり越えると壁のような滝に行く手を阻まれる、小さな谷には似合わない見事な滝だ(水量は少ないが)。まあ、この小さな谷にもそれなりの収穫があったなあ。でも、今日のメインはここでは無いので一旦本流に戻る。

 

名谷の滝3

 

 アカスギバ谷は赤坂谷(仙香谷)の1本下流の谷。出合いは押し出された岩でぱっとしないが、サルハシとの二股を分けるとV字の連滝が現れる。

 

アカスギバ谷出合

V字の小滝が続く

 

 幅の狭い谷はステミングを駆使し、全身を使って登れるので楽しい。少々のシャワーは全く気にしない。傾斜は結構立っているが狭いので高度感は無く、怖く感じないので良い。

 

全身を使って登る

上から見ると結構立ってるなあ

 

 何だか嫌な形で止まってるチョックストーンを潜り、どんどん登って行くと1枚岩の滝が現れた。この谷最大の滝なのでアカスギバ大滝(とはいっても7~8m)と名付けよう。michi君は登れそうとか言っているがここは安全に左から巻く。

 

いやなチョックストーン

michi君は潜らない

Eちゃんステミング

&へつり

谷はだんだん狭くなる

アカスギバ大滝

 

 大滝の上も感じのいいナメ床が続いている。この谷は「アタリ」の部類に入るだろう。しばらく進んだ所で昼食とし、進路を確認する。

 

その上はナメ床

 

 水はすぐに無くなり、傾斜の立った涸れ谷を登り源頭部を目指す。傾斜が緩くなったと思ったら意外にも2次林の開けた平坦地に飛び出した。植林の暗い詰めを想像していたのに嬉しい誤算だ。

 

水が涸れて岩登り

イワウチワが咲いていた

源頭はどっちだ?

予想外に自然林の源頭部

 

 水木野の三角点を踏んで下山に入る。michi君は不老堂に行きたいようだったが、登り返しがきつそうなので、そのままサルハシ谷を下降する事にする。谷は少々荒れているものの、難しい滝など無く、結局ロープを一度も使わないまま本流に戻る事ができた。

 

水木野の三角点

 

 帰りは本流をすぐ対岸に渡り、釣り人?が残したトラロープを使って林道に上がり、林道沿いにゲートまで戻る。下り坂の天気も何とか持ってくれて、3人での沢登りとしてはいい滑り出しだった。michi君、Eちゃん、今年もよろしくね。安全第一で行きましょう!

 

帰りは林道で

今回のコース