晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

奥美濃 野伏ヶ岳② 吹雪の翌日は青空スノーハイク 2013.03.02~03

野伏ヶ岳南東斜面 昨日降った新雪が美しい

 

<メンバー>
サークル 4人
      
<山域、形態>
奥美濃、ハイキング(積雪期)

 

<コース>
泊地(9:10)~ダイレクト尾根~野伏ヶ岳(11:35)~北東尾根~湿地帯~泊地・昼食(13:20~14:05)~白山仲居神社(15:25)
 
 雪洞が崩れる事も無く朝を迎える事ができた。山にしては遅めの7時まで寝てしまったのはそれだけ快適だったという事(にしておこう)だろう。

 

 シュラフをたたんだら早速朝ごはん。料理上手なCさんのメニューは、ウインナーとバナナ入りホットケーキ、ミルクティー。何だか家にいるみたい。昨夜パエリアを作った焦げたフライパンできれいにホットケーキを焼くのは流石だなあ。Cさんの食担スキルの高さに驚く。

 

朝食も豪華!

バナナ入りパンケーキ

こんな朝食が山で食べられるなんて

 

 食事を済ませて雪洞の外に出たら青空が広がっていた。ラッキー!。重い荷物はキャンプ地にデポして急いで野伏ヶ岳に向かう。幸い、日帰りでしたから登ってきたパーティーのつけたトレースがダイレクト尾根に向かっているのでちゃっかり頂いて歩く。

 

天気がいいと笑顔になる

野伏ヶ岳に向かう

 

 林道から少しだけショートカットして尾根に取り付く。先行者スキーヤーが数名のようだ。尾根沿いにドンドン高度を上げていくと青空に樹氷という最高の組み合わせ、これは昨日がんばったご褒美かな。下を見るとたくさんのスキーヤーがどんどん登ってくる。やはり野伏ヶ岳は人気の山なんだ。

林道を歩いて

小白山 

樹林帯を越えた

いつの間にか和田牧場があんな下に

樹氷が出てきた

 

 ジャンクションピークから小白山方面を見ると昨日の新雪できれいに化粧された稜線や野伏平がきれいに見渡せる。去年歩いた橋立て峠からの稜線にはまだまだ雪庇が残っている。

 

 ジャンクションピークが頂上だと思っていたCさんはまだまだ登りがあると知ってひーひー言っている。放って置くと直ぐに休憩するので後ろでせっつきながら何とか頂上まで登る。残念ながらガスが出てきて白山方面は見えなかったが、小白山や薙刀山は充分に見渡す事ができた。

 

新雪の斜面が美しい

ひいひい言いながら登るCさん

頂上?と思ったらジャンクションピークでした

本当の頂上(ガスが・・)

去年歩いた稜線

薙刀山方面

 

 続々と人が上がってきたので頂上は早々に退散する。ジャンクションピークまで降り、トレースの無い北東尾根をずんずんと下っていく。右の正面ルンゼでは滑降していくスキーヤーがとても格好よかった。

 

団体さん

北東尾根を下る

正面ルンゼにシュプールを描くスキーヤー

 

 北東尾根はトレースが無く、下るにつれて雪が深くなってきたので下りでなければとても苦労するところだった。何とか平坦地に降り立つと待っていたのはまっさらの雪原。ラッセルはきついので最短で朝のトレースを目指す。

 

雪が深くなってきた

ようやく平地に着地

 

 朝のトレースに復帰すると後はキャンプ地までは楽勝だ。「濡れると寒いよ」といってもCさん、Fさんは雪面に人間スタンプを押して遊ぶ。

 

こういうことする人いますよね

そうそう、こんな風に

和田牧場を戻る

 

 キャンプ地に戻って遅めの昼食をとると後は白山中居神社に向けて下るだけ。再び背負う重たい荷物も、昨日、今日のすばらしい体験のおかげで全然苦にならない。神社前の雪は今日のぽかぽか陽気のおかげですっかり融けていた。

 

愛しの我が家?

さらば石徹白

もう春も近いかな