奥美濃 野伏ヶ岳① 吹雪の夜はカマクラで豪華ディナー 2013.03.02~03
かまくら作成中、今夜のちゃんと寝られるかはあなたにかかっています
<メンバー>
サークル 4人
<山域、形態>
<山域、形態>
奥美濃、ハイキング(積雪期)
<コース>
白山仲居神社(12:25)~和田牧場跡(14:35)~かまくら作り・泊
雪山普及活動の締めは雪洞を利用したスノーキャンプ。ちょっとハードルが高いかなあと思っていたが3人のメンバーが集まった。必要装備をやりくりして何とか決行に漕ぎ着けたが、初日は冬型の気圧配置。でも今日歩くのは2時間だけであとは雪洞でのんびりすればいいやととりあえず出発する。
郡上を越えた辺りからやっぱり雪が降り始め、石徹白に着く頃には深々と雪が降り続けている。丁度駐車場の隣では、同じくテント泊装備のパーティーが出発したので我々も後を追うように出発する。
先週に続き、今回も雪・・
雪の降りしきる中、和田牧場跡への林道を黙々と歩く。雪は降ったばかりなので軽く、先行パーティーのトレースもあるので歩くのはそれほど苦にはならない。しかし、他のメンバーは食料やシュラフを入れた大型ザックを背負うのも初めてなので辛そう。あと少しと励ましながら何とか和田牧場跡に到着。
吹雪いてきたなあ
和田牧場跡も吹雪状態なので場所選びもそこそこに急いでかまくら(スノーシェルター)つくり。まず、ザックを集めてブルーシートを掛け、そこにひたすら雪をかぶせる。今回は4人寝られるようにするのが目標なのでかなり大きめ(直径4m、高さ1.5m)の雪山にした。
急いでかまくら(スノーシェルター)作り
山がほぼ出来た所で内部を掘り進める。最初は人ひとりでの作業になるので効率が悪いが、ザックを掘り出すと空間が出来るので複数人入って内部の雪を掻き出す。中を広げるの役と雪を外に出す役との連携が重要だ。3時間ほどで、4人がザックと一緒に入ってまだゆとりのある大きな雪洞が完成した。
中を掘り進める(最初がしんどい)
雪洞が完成したらもうへとへと。お腹も空いたのでのさっそく食事の準備にかかる。今回の食坦はCさん。パンに生ハムとチーズ、パエリア、ホットワインを手際よく準備してくれた。見た目もさることながら、とても美味しく、下界でもこんなの食べないな~って感じ。お腹も膨れ、体も温まって話も弾む。
パンに生ハムとチーズ
豪華パエリア(米から作りました)
中は広い(4畳半はあるかな)
寒いと言っても風はないし快適
飲めば話も弾む?
そんなこんなで3時間ほどのんびりした後、就寝。テーブルを均して床を作ると4人が並んでも十分に大きさ。入口は土間にしてそこにザックを置く。シュラフは暖かかったが、マット1枚では背中が冷たく、慣れないメンバーは辛い思いをしたようだが、私は何とか大丈夫。ゴソゴソしていたほかのメンバーも何とか寝たようなのでやっと安心。
途中、風で入口のツエルトが舞い上がり、雪が吹き込んで来たのでザックでふさぐ。明日の天気は大丈夫かなあ・・。
でも寝るときは慣れない人には辛かった(らしい)