晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御在所 空振りのクリスマス寒波 2012.12.24

5合目から御在所を眺める、今年もたくさん遊ばせて頂きました

 

<メンバー>
単独
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
鈴鹿スカイライン(11:15)~中道~オバレ石(11:45)~地蔵岩(11:55)~キレット(12:00)~8合目(12:25)~山上公園(12:40)~公園内ぶらぶら・昼食~大黒岩(13:35)~一ノ谷新道~鈴鹿スカイライ(15:00)



 12月は山を登るには一番中途半端な月だ。身近な低山では紅葉も終わり、積雪も無い。そして色々と増える年末行事。今年の12月も例外では無く更に週末ごとに決まってやってくる低気圧のおかげで山行も不発が続いている。

 

 クリスマス前の三連休も雨と寒波の襲来、忘年会に甥っ子、姪っ子を集めてのクリスマス会があったので遠征は無し。唯一時間が取れそうなクリスマスイブも寝坊してしまったので昼前の出発になってしまった。こんな時は短時間で行ける御在所に限るという事で湯の山温泉に向かう。

 

 湯の山温泉奥の駐車地には11時を過ぎているにも関わらず空きスペースがあった。さすがにこの時期に山に登る人は少ないのだろう。出発が遅いのと単独という事もあり今回は中道を登る。スカイラインにはうっすらと雪が残っている程度でクリスマス寒波は期待したほどの積雪にはならなかったようだ。

 

料金所付近、雪少ないなあ・・

 

 そういえば中道を登りで使うのはずいぶんと久しぶり。最近の御在所人気のおかげでハイシーズンは渋滞ができるのでもっぱら下りに使っていたのだ。何だか新鮮な感じがする。

 

階段が整備されている

 

 気温が低いおかげで汗もかかず快適。久しぶりの冬靴もしっくりと馴染んでおり順調に高度を稼いでいける。途中、下山の若者に頂上の積雪状況を聞いたらさっぱりだったと言っていた。その若者も雪を求めてワカンまで持ってきたのにとぼやいていた。天気は思ったよりも良く、時折青空も見える。頂上付近は樹氷がついているのが5合目辺りからでもよく見える。8合目には1時間10分で到着。

 

負バレ石

5合目から御在所

地蔵岩

キレットから鎌ヶ岳

ハシゴ

 

 8合目で今季初めてのアイゼンをつける。見るとベルトがすり切れていて歯も丸まっている。雪山シーズンが本格化する前に手入れをしておかなければ。

 鎖場のトラバース(カニの横バイ)を過ぎると浸み出した水がカチコチに凍っている。アイゼンを履いて正解だったなあ。

 

8合目でアイゼンをつける

下界は晴れている

カニの横バイ

 

 凍った登山道を登り短い梯子が見えるとゴールの山上公園だ。コースタイムは1時間25分、まずまずだ。富士見岩から本谷を覗きこむと雪はうっすら。トレースは付いていなかった。

 

ゴール間近

本谷と大黒岩(トレース無し)

 

 時間的にはまだ余裕があるので山上公園をブラブラ。北側の斜面では樹氷の花盛り、スキー場は年明けのオープンに向けてスノーマシンがフル稼働している。

 

樹氷の小道

スノーマシンフル稼働中

 

 アゼリアの前の広場で紅茶とクラッカーで簡単な昼食を取る。先行オープンしたちびっこゲレンデのお客は3人だけの静かな山上公園だ。でもこんな日でも今まであまり見なかった若者の姿を見かけた。うーん、山ブームはすごいなあ。

 

ちびっこゲレンデのちびっこ

(人工)氷瀑もこんな具合

 

 朝陽台広場のクリスマスのイルミネーションを見物し(今日はナイト営業するらしいが、寒過ぎでしょう)再びアゼリア前に戻って一ノ谷新道を下る事にする。

 

雪だるまのイルミネーション

写真を撮るカップルがいるんだろうか?

 

 一旦、大黒岩に寄り道して鈴鹿一の展望を楽しむ。この辺りからガスが出てきて時折小雪も舞うようになってきた。ロープウェイの乗客に手を振って御在所の観光振興に一役買おうと思っていたのだが、ロープウェイのお客もほとんどいないので大黒岩滞在は10分で終了。

 

大黒岩からRW山頂駅

大黒岩から本谷を眺める

 

 一ノ谷新道を下るのもずいぶんと久しぶり。木の根が露出した急斜面にうっすらと雪が積もりとても歩き難かった。木につかまりながら歩くので結局登りと同じ位の時間が掛かってしまった。

 

一ノ谷新道を降りる

まったけ岩

 

 御在所山の家に着く頃には空はネズミ色になり、雪が舞い始めた。短時間の山行きだったが何だかすっきりした。今年もたくさん歩いたけど、あと1回ぐらいは行きたいなあ。なんて思いながら帰路についた。