晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御池岳 青空に新雪! でももう4月だよ・・ 2022.04.08

青空に浮かぶ御池岳

 

<メンバー>
サークル 6名
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
御池林道P(08:05)~T字尾根取り付き(08:25)~P918(09:45)~テーブルランド(11:20)~P1241(11:50)~昼食~丸山(12:55)~土倉岳下降点(14:10)~土倉岳(14:30)~ノタノ坂(15:30)~御池林道P(16:30)

 

 このところ御池・藤原通いが続いている。そろそろ気分を変えたいと所だがやはり気になってしまうのは仕方がない。今回は捜索では無いが滋賀県側からのアプローチで御池岳へ。まあ、何も無い事を確認するだけでも意味があるだろう。

 

 石榑トンネルの恩恵を受けてあっという間に政所から御池林道に入る。クネクネ道の奥に蛭谷、君が畑の集落が現れるとその山深さと集落の規模のアンバランスに驚いてしまう。

 

 今日のスタート点はT字尾根の末端部。駐車スペースには渓流釣りの車が既にたくさん止まっていた。林道を少し歩きP603付近から尾根に取り付く。

 

植林の尾根に取り付く

 

 最初は植林の急斜面をただひたすら登るだけ。P878からT字尾根に乗ると気持ちのいい2次林になる。足元にはうっすらと新雪が積もっており、見上げるとテーブルランドの西斜面が白い壁になって青空に浮かびあがっていた。季節外れの光景に少しの間見とれる。

 

2次林になる

御池岳テーブルランド西面

 

 ブナの林を散策しながら徐々に高度を上げて行く。P918でテーブルランドから直接伸びる尾根に移る。標高1000mを越えた辺りで双眼鏡を使って遭難者の探索。視界はいいのだが、これだけ新雪が積もれば、もしいたとしても見つからないだろう・・。

 

お母さんぶな

ぶな回廊を行く

ボタンブチ直下

双眼鏡で探すが・・

 

 急斜面をズルズルと這い上がりテーブルランドに辿りつくと一面の雪景色。ただ、薄らと積もっているだけなので2月の様な神々しさは無いが、それでももうけものだ。ポカポカのテーブルランドをブラブラと歩いてP1241で昼食を摂る。霊仙、伊吹、奥美濃の山々、そして遠く白山のその名の通り真っ白に輝いている。

 

最後の急登

T字尾根を振り返る

ありゃ、雪原だ・・

まあ、これはこれで楽しいけど

青のドリーネ

霊仙、伊吹も白い

 

 ボタンブチ方面に目をやると既にたくさんのトレースが。そういえば滋賀県側は国道306のゲートが開いたらしいのでたくさんの人たちが訪れたのだろう。丸山の頂上を経由して丸池方面に進み、テーブルランドの西の縁を回って行く。

 

ボタンブチ

丸山

ちょっと寄り道

 

 ここも落ちたらただで済まない斜面なので下を覗き込みながら歩いて行くが見える範囲には新たな発見無し。あわよくば日当たりのいい所に咲いているかな?と思っていた福寿草も雪の下だ・・。

 

テーブルの西縁を歩く

ボタンブチに団体さん

 

 ボタンブチを経由して下山は土倉岳からノタノ坂。気温が上がりすっかり泥濘になった急斜面をズルズルと下り土倉岳へ。後は残雪の尾根と古の道を歩いて御池林道まで黙々と歩く。

 

ボタンブチを見下ろす

下降点へ向かう

土倉岳への下り

土倉岳への下り

残雪の尾根

もう一度ボタンブチ

鉄塔の向こうに茨川

 

 その昔、茨川の子供たちが運動会の折に政所に向かうために歩いたとという古道も長年の風雨でいくつか崩れかかっている箇所もあった。それでも昔を思い描きながら歩いていると何だか感慨深い。

 

ノタノ坂を歩く

 

 久しぶりの青空に恵まれた御池岳は思いもよらない新雪にもめぐりあえてラッキーだった。ただ捜索活動には不向きな一日になったようだ。早く見つかって欲しいものだ。

 

今回のコース