晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

ブナ清水から鈴鹿の上高地 まったり初雪ハイキング 2011.12.11

バランス岩と雨乞岳

 

<メンバー>
サークル(3名)
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
朝明P~ぶな清水~県境尾根~上水晶谷右岸尾根~鈴鹿上高地~根の平峠~朝明P

 

 宮妻峡から集合場所の三重県民の森まで急いで車を走らせる。ようやく開通した国道306のバイパスのおかげで少しは時間短縮にはなったものの、コンビニで朝ゴハンと昼ゴハンを調達していた分遅刻してしまった。申し訳ないです。

 

 車を乗り合わせて朝明に向かう。もう12月だというのにたくさんのハイカーが準備をしていて、例によって500円おじさんもまだいるのだった。

 

 駐車場から根の平峠へ向かって歩き始める。空気は凛と冷えていて初冬らしい気持のいい雰囲気。とても先週沢登りをしていたとは思えない。峠の近くまで高度を上げると日陰では氷柱ができていた。

 

今シーズン 初氷柱

 

 笹がすっかり消えて見通しの良くなった峠直下を左折してぶな清水に向かう。道票ができてからすっかりメジャールートになってしまったが、踏み跡は途切れがちで、まだまだ秘境の雰囲気は残っている。

 

 昨夜の強風はこの辺りには雪を降らせたようで岩の上にはうっすらと雪が積もっている。今シーズン初めての雪の感触を楽しみながらゆっくりと高度を上げる。

 

今シーズン 初雪を踏む

すっかり葉を落とした2次林

 

 2次林にぶなが混じりだす。落ち葉の上に積もった雪に足を滑らさないように慎重に歩みを進めるとぶな清水に到着。さっそく湧水を汲んで飲んでみると少し暖かい。

 

雪化粧のブナ清水

気持ちのいい冬晴れ

 

  休憩もそこそこに稜線へ向けて出発する。ここから上は踏み跡も以前に比べ明瞭になっており、マーキングもそこかしこにあるので問題なく歩いていける。腰越峠から続く稜線にたどり着くと風が一気に強まったような気がした。キノコ岩では体があおられてしまった。

 

登山道にもうっすら

空気が澄んでいる

きのこ岩

イブネ・クラシ、雨乞岳

バランス岩と雨乞岳

 

 県境稜線に合流後、展望を楽しみながら上水晶谷に右岸尾根への分岐を探る。ここは1ケ月程前に逆回りで歩いたところなので記憶に新しい。気持ちのいい2次林の尾根を下り、鈴鹿上高地に到着。

 

鈴鹿らしい2次林の尾根

 

 鈴鹿上高地では雪は解けていて冬枯れの林が広がっていた。こんなにいい場所なのに誰にも出合わない何て不思議だなあ。桂の前で記念撮影の後、のんびり昼食&お茶。

 

鈴鹿上高地の桂の前で

 

 帰りはタケ谷経由で根の平峠。峠手前の平坦地の広さに改めて驚く。昔はどんな集落があったんだろうと、ほんの少しの間、昔の峠越えに思いを馳せていたらあっという間に朝明についてしまった。