南紀 八木尾谷左俣 お手軽ゴルジュ沢を行く2 2011.07.29-30
股間がすーすーする?
<メンバー>
山仲間(2名)
<山域>
<山域>
<コース>
二又~八木尾谷~ぶなの平~八木尾
翌朝は6時半出発に合わせて起床。南紀はさすがに暖かくシュラフカバーも無しでぐっすり寝る事ができた。夕べのご飯の残りを味噌汁にぶち込んで軽い朝食を済ませ出発。昨日は高低差350mほどしか昇っていないので今日は800m以上残っている計算だ。がんばらなくては。
朝一から滝
とは言うものの朝一で積極的に水に入る気にならずどうしても巻き勝手になってしまう。5m程の滝を巻いてしまったらズルズルの泥壁トラバースで巻きの方が恐ろしくなったので懸垂で谷に復帰。その上の滝は取り付くと意外と簡単だった。以降、この谷の遡行方針を「とりあえず取り付いてみる」に変更する。後は次から次へと5~7mの滝が現れるが全て直登で突破していく。黒い岩のフリクションの良さは格別で自分が上手くなったような気がする。
びびって巻いてしまった
懸垂で復帰
泳いで取り付き
これは簡単
これも直登
私は右から
一見すごいけど
またいで登れます
左から
これも直登
やがて谷の角度が立ってくると連瀑帯となる。15mクラスの滝が3つ連続するところではとても手が出ず、右から巻き上がる。ただ、ここのトラバースもズルズルの泥壁で怖いのでロープを使って3段目の滝の前に下りたった。
谷が立ってきた
連瀑
近くまで行くも無理・・
目の前にそびえる13m滝は一見取り付く島がなさそうな迫力だったが良く見ると上手い具合にテラスやクラックがあり何とかなりそうだ。高度感があるものの快適にフリーで登っていくことが出来た。おもしろい。
突撃~
大滝を越えると谷はいっきにしょぼくなる。奥の二股も左に進むと遡行図では泊適地のはずが荒れた河原状に、台風の影響で上流が抜けたのかもしれない。
奥の二股
水が涸れる
水が枯れるか枯れないか判らなくなってくると、まずます傾斜が立ってきて、岩もボロボロになるので左手の植林の斜面に逃げる。
初めは直登でがんばっていたがくたびれてしまったので、薄い踏み跡を拾ってトラバースするとぶなの平への登山道にぶつかった。標高は1000mと少し。
植林の斜面
ここまできてそのまま下山するのももったいない気がするので、靴を履き替えぶなの平に向かう。さっきまでの谷中の涼しさが嘘のような暑さに耐えながら登る事30分、やっとぶなの平に到着した。名前からしてさぞかし気持ちのよさそうな場所を想像していたが、なんて事は無いただの切り開きだった。
ぶなの平
ぶなの平で昼食をとり登山道を八木尾集落まで下っていく。展望のない尾根歩きはひたすら耐えるだけの修行の様相を呈してくる。消えかけた道標を頼りに百前森山をトラバースする(道は明瞭)。途中、地図に載っていない踏み跡を左に下っていくとどんぴしゃで八木尾集落に到着ご苦労さまでした。
下山後はC君の希望で湯の峰温泉で汗を流す事に。残念ながら「つぼ湯」は工事中で入れなかったが、「くすり湯」は硫黄臭が濃厚なとてもよい温泉だった。
湯ノ峰温泉
石鹸、シャンプーはダメ
貸切でした
本来ならば翌日も南紀の日帰り沢の計画だったが私がギブアップ・・。7月は3回目の泊り沢なのだが、ウイークデーだけでは体力が回復しきれない。なのでC君には申し訳なかったのだけれど、今夜はその辺でキャンプして翌日早々に帰宅する事にする。
マグロ丼
マグロのカマ焼き
美味しい時の顔
浜辺でキャンプ
那智の滝へお参り
お付き合いいただいたC君、どうもありがとう。今回断念したM君も一緒にまた行きましょう。